ビジネス自体は順調そのもので、18円から24円への増配が本当の見通しを示していると思うのだが、表面上の見た目がすこぶる悪い。
今期の見た目の数字が悪いというのは元からで、織り込み済みだったと思うが、予想外なのはIFRSの扱い。
IFRSだと米国Uf買収によるのれん償却が発生しないので、IFRSになる今回の決算のタイミングで、実体に見た目が追いついて良くなってくるだろう、と思って短期分も追加していたのだが、
Uf社の資産・負債を公正価値にて連結財務諸表に取り込む(PPA:Purchase Price Allocation)に際して顧客関連資産(Customer Relationship)など償却対象となる資産が計上され償却費が増加したこと、
ということによりその思惑は外れた。
償却によってわざと利益を出さないようにする、というと、反射的に、法人税を発生させないためにわざとそうしているのかと思ったが、どうも違うらしい。
税金が関係ないとなるとどういう意図か、わざとなのか仕方なくなのかもわからないな。この機会にIFRSをもうちょっと勉強しておくべきだろうか。
あの売上を達成しようと思ったら、model3なし、ビッグ3伸びず、tapisキャンセル、本格的に立ち上がったヨーロッパ伸びず、アジア放棄のうち四つぐらい要るんじゃね?
— 亀吉@駁尊 (@ichonan) 2018年2月14日
来期の予想も、売上は四季報と同レベルだが、利益はファンダからはあり得ないレベルで低い。償却やっぱりありの分を考慮しても。なんでこんな増配とも矛盾するようなウルトラ保守的予想をしなければならないのか。……と思ったがこんな指摘が。
新日本監査法人は東芝で懲りて、可能性がある限り、なんでもかんでも利益が低く出るような処理に誘導してるな
— やまぐち (@ky1ky1) 2018年2月14日
低く出す分には当局やマスコミから文句いわれませんからね。低くして怒るのは税務署だけだけど、会計と税務は別で、税務署は会計に1ミリも文句いわない
— やまぐち (@ky1ky1) 2018年2月14日
まさかの東芝のせい!? 監査法人まで考えが及んでなかったが、ありそうな話。
個人的にはどうするかだが、IFRSによる見た目変化に賭けていた短期分は、素直に負けを認めて切るしかないか。
そういう自分自身の分も含めて、ファンダ見てない短期資金は剥落するだろうから、いったんは下がるだろう。昨日のPTSではストップ安水準。日単位マイナスの過去最高記録更新するかも。
ビジネスは順調なので長期分のポジはそのまま。取得費用1000台前半なので、いくらなんでもそこまでは下がるまい。
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