社会

書評

倉本圭造『論破という病 「分断の時代」の日本人の使命』★★★★

少し前から、日本のネット環境には珍しく(?)やたらまともなことを言う人だと思ってフォローしている倉本圭造氏の本。 メタ正義感という言葉自体にはあまり意義を感じなくて、要するにエコーチェンバーにこもって徳シグナリングにうつつを抜かしていないで...
書評

キャシー・オニール『「恥」に操られる私たち:他者をおとしめて搾取する現代社会』★★

恥というより劣等感を煽って物やサービスを買わせようとする問題についての本。 特に間違ったことを言っているとは思わないが、今となってはありきたりだし、いわゆるポリコレ臭さが無意味に押し出されているようにも感じ、少なくとも投資家の読む本としては...
書評

橘玲『DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある』★★

オーディブルで聴く。全体的にはまあまあ良い内容ではあが、テーマがテーマだけに「相対化の罠」みたいなのにテンプレ的にはまっちゃってるところが少しある気がする。ロシアのところとか。
書評

ウォルター・シャイデル『暴力と不平等の人類史――戦争・革命・崩壊・疫病』★★★★

格差の大幅な縮小は、大戦争大革命国家崩壊致死的疫病 ぐらいでしか起きないという、よく考えれば当たり前のような気がするが、なかなか容易ならざる話。 ものすごく分厚いが、結局最後までこれらなしに平等化を実現する現実的な道筋は全く見えてこないのも...
書評

アビジット・V・バナジー『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』★★★★

タイトル通りの内容。びっくりするようなことは何も書いてないが、むしろそれがいい。とても真っ当で質の良い啓蒙書。幅広くおすすめ。
書評

デイビッド・エプスタイン『RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる』★★

別に間違ったことは言ってないのかもしれないが、ひたすらアネクドータルというか、事例ばっかりで、結局タイトルの一言以上の内容はない気がする。
書評

『現代語訳 学問のすすめ』★★★★★

福澤諭吉:著、斎藤孝:翻訳。一万円札の顔クビで話題(?)の諭吉さん。旧版も一度は読んだことあるはず。 図書館で枠が余ったので何気なく目にとまったものを借りたのだが、現代の状況からしても身につまされるようなことが多く、なんか感動するほど良かっ...
政治経済・金融一般

医者の高偏差値は無駄?

いつかのうっしの株談義で「医者にばかり超高偏差値が集まる状況は人的資源の無駄」(要旨)という話があった。 それ自体は私もほぼ同意見なのだが、だからこそ投資の世界でまあまあ普通のレベルの人でも勝てている部分があると思う。 たとえば、理IIIの...