歴史

書評

『技術革新と不平等の1000年史』★★★

ダロン・アセモグル(著)、サイモン・ジョンソン(著)。 技術の発展は全体としてはプラスサムだが、その一方で大きな格差を生み出す。そのため、格差を是正し再分配する仕組み、つまり政治についてもきちんと考えなければ大変なことになる、という内容だっ...
書評

上月豊久『プーチンの歴史認識 : 隠された意図を読み解く』★★★

タイトルからは、ウラジーミル・プーチンとウクライナ侵攻の話がメインのように思えてしまうが、実際はかなり印象が異なる。 あえて言うなら、『ロシアの歴史』あるいは『ロシア意識の歴史』というタイトルでもいいぐらいだと思う。最初からそのつもりで読む...
書評

千々和泰明『戦後日本の安全保障-日米同盟、憲法9条からNSCまで』★★★

タイトル通りで、特筆すべきような、びっくりするような話は何もなかった。悪い意味ではなく、まっとうかつ基本的な内容で、新書としてはむしろ理想的かもしれない。
書評

内務省研究会『内務省 近代日本に君臨した巨大官庁』★★★

明治から戦前までの内務省が、超クソデカ官庁だったというテーマで貫かれた一冊。 一応一般向けではあるが、本というより、研究者が持ち寄って作った論文集といったような感じ。すごく分厚い。 特別興味のある分野でもないが、これまで正直あまり知らなかっ...
政治経済・金融一般

「尊属殺人は子に対してのみ残しておくべきだった」

具体的にどれかは憶えていないが、何か子殺し事件があった時に聞いたセリフ。あまりにもシュールな割に何らかの本質を突いているように思えて、妙に印象に残っている。 明らかに発言者は、尊属殺という言葉と、それが否定され廃止されたという経緯を知ってい...
書評

ダニエル・ヴァルデンストロム『資産格差の経済史――持ち家と年金が平等を生んだ』★★

『21世紀の資本』への対抗意識で書かれたらしい。世界全体として庶民も含めて豊かになっているという話と、それはそれとして、いつの時代も資本家は有利、というのは、それぞれ別の話とした方がいいような気がする。 内容自体はそれなりに興味深い。投資の...
書評

高橋亀吉『私の実践経済学はいかにして生まれたか』★★

有名なエコノミストらしいので一度は読んでみようと思ったが、さすがに話が古すぎてあまり面白いと思えなかった。 ちなみに亀吉師匠のハンドルネームと何か関係あるのかと思っていたが、ないらしい。
書評

瀧澤信『マネーの真相 世界を動かした「欧州300年のルール」の終焉』★

部分部分で見ると、ここが特別間違っているとか酷いとかいうわけではないのだが、全体としてものすごく散漫というかチグハグというか浅いというか粗製乱造というか、適当にネットサーフィンしては行き当たりばったりにそれっぽいものをコピペしてきたみたいな...