書評

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日本糖尿病学会『糖尿病治療の手びき2023』★★★★★

糖尿病についても雑学として通り一遍ぐらいの知識はすでにあったが、まとまったものを一冊手元に置きたいと思って買った。 内容のしっかり具合といい、値段の安さ(900円)といい、良い意味で実に教科書的。糖尿病予備軍と診断されたので本気で改善に乗り...
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アーサー・C・ブルックス『人生後半の戦略書 ハーバード大教授が教える人生とキャリアを再構築する方法』★★

流動性知能と結晶性知能の話(私はそんなに意義深い概念だと思ってないが)を別とすれば、「老いを受け入れよう」というぐらいのことしか言ってない気がする。 東洋哲学の話が多い。キャリア戦略というより、自己啓発書の位置づけだと思う。その前提で読むに...
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アンドリュー・S・グローブ『HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント』★★

何がきっかけで知ったか忘れたが、インテル元CEOの本。 元が1984年の本らしく、最近の大きな出来事として電子メールの登場と日本企業の侵攻が挙げられていて、もはや歴史って感じ。 もちろん悪い内容ではないが、今では当たり前のような気がして、特...
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永田洋幸『生成AIは小売をどう変えるか?』★★

西友の買収で話題になった141A トライアルホールディングス新社長の本ということで読んでみた。 正直AI・ITの内容に関しては、今の自分にとって読んだからどうだということはなかったのだが、これを書いた人が社長というなら、それだけで注目に値す...
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ダニエル・ヤーギン『新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突』★★

いわゆるエネルギー安全保障とか地政学とかそのあたり。これは全く知らなかったとかいう話があるわけではないが、まあまあいいと思う。
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トム・ホウガード『Best Loser Wins―人間の脳に組み込まれた負けパターンを克服する方法』★★

特別どこが悪いというところはないが、「このタイトルのパンローリングのトレード本である」ということから全ての内容が想像できてしまう。 積極的には奨めない。少なくとも過去のトレード系統の名著を読んでからでいいと思う。
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影丸譲也『劇画トヨタ喜一郎』★★★

4月にトヨタ産業技術記念館に行った時に買ったもの。古い作品ではあるが、劇画ゆえの独特な迫力があって意外なほど面白かった。
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侍留啓介『働かないおじさんは資本主義を生き延びる術を知っている』★

面白そうだったのはタイトルだけ。そこらのビジネス本の引き写しぐらいの内容しかなく、思わず「この経歴ほんまなん?」という疑問が生じるぐらいつまらない。