家を買った理由 個人事情編

サラリーマンは自宅を買うな ―ゼロ年世代の「自宅を買わない生き方

 サラリーマンとりわけ個人投資家にとって、家を買うのは非常な悪手であるというのが、業界(?)の常識です。

 尊敬する先輩投資家のひとりである御発注氏が『家なんか買うわけねえダラあほんダラ同盟』を募集されているほどです。

 常識になるからには、それなりの理由があるわけで、それに逆らっても買うからには、もちろん自分なりの理由と条件があったわけです。

 誰かの参考になるかもしれないので、モンスターハウスの購入に到った思考について書いていくことにします。

一般的にも買い時である

 ごく一般論的な意味で買い時です。結婚し、子供ができて、家族の人数と年齢が将来にわたって予測可能な要素となりました。

 私は現在30代半ばですが、統計的にもそのあたりが住宅購入のボリュームゾーンのようです。

引っ越しリスクと減収リスクが減った

 本業の話なので詳細はここでは書きませんが、勤め先の安定度が高まるような変化がありました。

 現在いわゆる都心に通勤していますが、今後もそのあたりに職場がある可能性が、より高まりました。地方や海外への転職や転勤の可能性は、これまでもそんなに高かったわけではないですが、さらに小さくなりました。

 同時に、住宅ローンを借りる際のリスクとなる減収の可能性も、やや小さくなりました。

今の家が事情に合わなくなってきた

 現在居住中の賃貸マンションは、DINKS時代に通勤事情を最優先して選んだものです。そのため駅近という利点では群を抜いているものの、主婦子育て家庭としては、あまり向いているとは言えません。

子育てにいい物件が見つかった

 中古ではありますが、きれいで静かで、学校や公園が近く、ここで子育てしたいと思えるとても良いマンションです。

子供と暮らせる期間=プライスレス

 子供とひとつ屋根の下で暮らせる期間は、長く見ても20年ぐらいしかありません。しかも、小学校高学年から中高生ともなれば、どんどん自分の世界ができてくるでしょうから、親として関わり合いの濃い時間は、そのうちの前半に集中します。

 そう考えると、小学校入学までの4,5年間は様子を見ることができると言っても、その期間がまさにプライスレスです。

家買えバトルになったらどうせ負ける

 TwitterのTLで、家を買おうと主張する奥様と戦っている先輩投資家たちのエピソードを聞いて、我が家の将来を脳内シミュレートしてみました。あくまで投資のことだけを考えて、賃貸生活を貫こうとした場合どうなるかを。

 すると、十中八九こうなります。うちの子はまだ小さいので3,4年程度はこのまま行けます。しかし小学校入学前には家買えバトルが発生し、私が負けます。この展開は、最悪のシナリオとなる可能性が高いです。なぜかは次回の投資編に続きます。

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