★★★

書評

安宅和人『シン・ニホン : AI×データ時代における日本の再生と人材育成』★★★

出た当時話題になっていたのは知っていたが、今更ながら読んだ。積読の山に埋もれているうちに6年が経っていた。2020年に読んでいれば★4から5だったかもと思う。 内容がおかしいとは思わない。日本の現状認識も、データ×AIの時代に何が要るかの見...
書評

溝口敦『食肉の帝王 : 巨富をつかんだ男浅田満』★★★

「食肉の帝王」ハンナンの浅田満が、食肉流通・同和対策事業・政治とのコネ・補助金でどう巨富を築いたかを追ったノンフィクション。漠然とは知っていたが、改めて通して読むと、まあ色んな意味ですごい。 現代とは政治や利権の状況もだいぶ違うだろうから、...
テレビ・映画・動画

『ランボー/最後の戦場』★★★

ワールドカップブラジル戦を待つ間にU-Nextに出てきたので観た。2008年の映画。 シナリオはあってないようなもの。ミャンマー軍事政権が問答無用で悪く、ボランティアがさらわれ、ランボーが助けに行く。それだけ。伏線も葛藤も特にない。 ところ...
書評

山岸忍『負けへんで! 東証一部上場企業社長vs地検特捜部』★★★

3254 プレサンスコーポレーション社長の冤罪事件に関する本。ニュースやツイッターで断片的には聞いていたが、詳しくは知らなかったため、初めて知る内容が多くて面白かった。 もちろん一方の当事者による話なので100%そのまま受け取るわけではない...
書評

ナシーム・ニコラス・タレブ『ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質』★★★

他の記事で話題に挙げたことはあるが、個別の書評はしてなかったように思う。この著者とはあまり波長が合わない。理系には当たり前のことを高尚な哲学か何かのようにごまかして売る、一種の理系ロンダリングではないかとずっと思っている。 この本で言えば ...
書評

『技術革新と不平等の1000年史』★★★

ダロン・アセモグル(著)、サイモン・ジョンソン(著)。 技術の発展は全体としてはプラスサムだが、その一方で大きな格差を生み出す。そのため、格差を是正し再分配する仕組み、つまり政治についてもきちんと考えなければ大変なことになる、という内容だっ...
書評

上月豊久『プーチンの歴史認識 : 隠された意図を読み解く』★★★

タイトルからは、ウラジーミル・プーチンとウクライナ侵攻の話がメインのように思えてしまうが、実際はかなり印象が異なる。 あえて言うなら、『ロシアの歴史』あるいは『ロシア意識の歴史』というタイトルでもいいぐらいだと思う。最初からそのつもりで読む...
書評

田渕直也『最強の教養 不確実性超入門』★★★

いかにも流行に便乗しようとしたようなタイトルにしては、真っ当でいい内容。文庫でまとまりもいい。自分にはまあ普通かなという感想に留まるが、これまであまりこの分野に詳しくなかった人には、ちょうどいい入文書としておすすめできる。