★★★★

書評

クリス・ミラー『半導体戦争 : 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』★★★★

個々の技術や事件についてすごく深掘りされている、ということはない。ただ、トランジスタの発明から今日の米中対立まで、半導体の歴史全般を通しで描く歴史書としては非常にいいと思う。 AI半導体相場にまるで乗れていない自分が言うのもなんだが、この産...
書評

『アバンダンス:「豊かな時代」を呼びさませ』★★★★

エズラ・クライン(著)、デレク・トンプソン(著)。原題は"Abundance"。なお「アバンダンス」に適切に対応する日本語の一語はないと思う。あえて言うなら「有り余り」ぐらいのニュアンスか。 これはこれで一方に偏った見方であって、希望的観測...
書評

羽根英樹『イベントドリブントレード入門 : 価格変動の要因分析から導く出口戦略』★★★★

羽根英樹(@hidekihane)氏の本。 この本でのイベントドリブントレードとは、株価を動かすこととその正体は既知である事象を利用したトレードと定義されている。具体的には、指数組入れ・除外東証一部昇格ファンドのリバランス公募増資売出立会外...
書評

本田直之『レバレッジ・リーディング : 100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ』★★★★

ビジネス書などを多読するテクニックに関する話。20年前の本だが、うまくまとまっていて、古びなさを感じる。 似たような内容のものが他にも存在しないわけではないだろうが、これ一冊でだいたい網羅できるだろうという意味でオススメ。
テレビ・映画・動画

『Michael/マイケル』★★★★

映画『Michael/マイケル』 マイケル・ジャクソン本人にも曲にも特別強い思い入れはない。事前知識はWikipediaレベルぐらいしかない。『ボヘミアン・ラプソディ』の映画が面白かったので、同じ監督だと聞いて見に行った。 本人のパフォーマ...
書評

垂秀夫『日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い』★★★★

最近の日中関係のさまざまなニュースで著者の名前を見聞きし、かつ、スキャンダル報道も出ていたので興味を持って読んでみた。 もちろん、当事者一人の一方的な視点なので、全部そのまま正しいというわけではないだろうが、とりあえず面白かったのは間違いな...
書評

ヴィリ・レードンヴィルタ『デジタルの皇帝たち――プラットフォームが国家を超えるとき』★★★★

インターネットとデジタル化によって起こるさまざまな問題についての本。どの話題もとても深くかつ重要で面白い。ぜひおすすめ。 唯一の問題は、AIに関する話がまったく出てこないこと。そのため、そこまで古い本ではないにもかかわらず「一つ前の時代の話...
書評

リチャード・ショットン『自分で選んでいるつもり: 行動科学に学ぶ驚異の心理バイアス』★★★★

個別には自分にとって全く新しい話はない。しかし、自分自身の習慣を改善する自己啓発書マーケティングのための武器逆にマーケティングの餌食にならないための防具ナッジの考え方を学ぶ啓蒙書 と、どの側面から見てもなかなかクオリティが高くて、全く同じポ...