★★★★

書評

『漫画版 徳川家康』★★★★

横山 光輝 (著), 山岡 荘八 (原著)。横山光輝の代表作はだいたいカバーしたつもりだったが、これがまだだったので、思い切って挑戦。 すごく長いがぐいぐい読ませる。原作・漫画ともにさすがの貫禄と言おうか。ちなみに「人を育てる一番むごい方法...
書評

『有害図書の本』★★★★

永山 薫 (著), 稀見理都 (著)。何で知ったか忘れたが、めちゃくちゃ面白い。都道府県別のところなど抱腹絶倒もの。 とはいえ、こんな有害無益な活動に税金が使われていると思うと、笑ってばかりもいられない。真面目な意味でもオススメ。
テレビ・映画・動画

『フランケンシュタイン』★★★★

フランケンシュタイン - Netflix 原作が超好きなので、キャラ・シナリオ・心情的な変更点は正直どれも好きではない。もはやホラー要素が表面的なゴア以外なきに等しい。表面的な筋は原作をなぞっているものの、もはや同一モチーフの別作品と言って...
書評

スティーヴン・ガイズ『小さな習慣』★★★★

脳は身の安全とエネルギー節約のため、変化を嫌い、繰り返しを好む。変化を始めるには意志力が必要で、その供給には限りがある。そのため最初の変化は、失敗しようがないほど・馬鹿馬鹿しいほど小さくすべきである。 ……という内容自体は、既存の習慣本とそ...
書評

宝樹『三体X 観想之宙』★★★★

Audibleの格安期間に作業用BGMとして1.7倍速で視聴。三体3巻の裏話みたいな話。正直かなり面白い。3巻そのものより面白いまである。 にわかに信じがたいことに二次創作らしい。知らなかったら普通に作者本人の書いた4巻だと信じて疑わないだ...
書評

フランシス・フクヤマ『リベラリズムへの不満』★★★★

もう過去の人かと思っていたが、現在の左右双方からの伝統的リベラリズムへの攻撃、および、そこに至る歴史のざっとしたまとめとして非常に優れていると思う。おすすめ。
書評

ブライアン・ヘア『ヒトは〈家畜化〉して進化した―私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』★★★★

人類の自己家畜化そのものについては、『善と悪のパラドックス ーヒトの進化と〈自己家畜化〉の歴史』が一番良い本だと思うが、この本は政治的な部分にまで踏み込んでいて、独自の価値はあると思う。 以下はこの本のまとめではなく、政治面の意味合いについ...
書評

劉慈欣『三体2 黒暗森林』★★★★

Audibleの格安期間に作業用BGMとして1.7倍速で視聴。3巻の中ではこの巻が一番面白かった。 マンガチック過ぎてSF小説としてはあまり評価できないのは変わらないが、この巻の部分に限っては(字で読む)SFマンガとして普通に、もしくはかな...