書評 『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』★★★★★ ハンス・ロスリング著、オーラ・ロスリング著、アンナ・ロスリング・ロンランド著。すでに評判高いけど、確かに名著。 私自身には特別これという新知見があったわけではないが、ようやく進化心理学が当たり前の前提となり、それをどう応用すべきかを考える段... 2019.02.22 書評
経済・金融一般 強すぎる権力の最大の問題は信用を使えないこと ファーウェイのCEOだか会長が必死に消費者に訴えているのを見て、改めて思ったのだが、たとえ彼らの言っていることが本心であれ、それを習近平に強制する制度が全くない以上、彼らが何を考えていようが無意味なのだ。 結局、強すぎる権力の最大の問題点は... 2019.02.01 経済・金融一般
書評 河合雅司『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』★★ 去年人気だった(?)新書。図書館でやっと借りられたので読んだ。危機感を持たせる意味ではいいかも。 ただし、対策の提言のところもそんなに独自性があるでもなく、あくまでそれだけ。 2018.10.26 書評
投資哲学 自制心貴族問題 ジョセフ・ヒース「なぞなぞ:リバタリアンとペドフィリア(小児性愛者)の共通点ってなーんだ?」(2014年4月22日) — 経済学101 この記事でジョセフ・ヒース言うところの自制心(セルフ・コントロール)貴族問題なのかと思うようなTLを見た... 2018.10.12 投資哲学
経済・金融一般 ダブスタ不利のマジキチ有利? 昨今のフェイクニュース問題とか、ネット上での炎上事件・政治議論等を見ていて思うこと。 言論が電子化し、無期限に保存・検証することができるようになったことにより、その場その場で都合のいいことを言うダブスタ的なやつが不利になり、一貫してどうしよ... 2018.10.08 経済・金融一般
書評 山田克哉『原子爆弾―その理論と歴史』★★★★★ どこぞの新聞が長崎に投下された原爆のニックネームを間違えたとかいうニュースを見て連想。 これを一度でも読んどけば、リトルボーイとファットマンの順番も名前も間違えることはないだろう。 2018.08.10 書評
書評 橘玲『朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論』★★★★ すごくよかった。タイトルは正直「釣り」と言っても過言ではない。内容的には副題だけでいい。 私自身にとっては、なんら目新しいことはない。政治リベラル・経済リバタリアンで最新の社会科学(特に進化心理学)に抵抗がない日本人が書いたらこうならざるを... 2018.08.07 書評
経済・金融一般 米中新冷戦構造はFANGに有利 しばらく前の日経新聞一面で見たのがきっかけで書くが、米中の新冷戦構造は、自分がまだFANGに楽観的な理由のひとつである。 これまでもそうだったが、巨大IT企業はネットワーク効果で勝手に太る。この流れはAI(≒ビッグデータ)重視の潮流でさらに... 2018.07.17 経済・金融一般