政治

書評

『PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来』★★

オードリー・タン (著), E・グレン・ワイル (著)。正直、自分のようにずっとこういう話題を追っている人間にとっては、電話帳のような分厚さ(死語)の割に内容が薄くてつまらない。 とはいえ、オードリー・タンで悪い内容のわけでもないので、むし...
書評

社會部部長『あの国の本当の思惑を見抜く 地政学』★★★★

地政学としての内容は極めて基本的かつ真っ当で、そんなに特筆すべきものはないように見える。 しかし、地政学本にありがちな政治的な意図、つまり Woke・ポリコレ的な「ええかっこしい」な感じ、あるいはその逆の露悪的な感じが、いずれも全くない。別...
政治経済・金融一般

陰謀論がリアルに進出している気がする

最近、陰謀論がリアル(ここでは「非電源」・「ネット上ではない」くらいの意味)に進出してきていることを強く感じる。 ここ半年ぐらいの間だけでも、以下のような事例が実際あった。マンションのポストに法輪功のチラシが入っていた近所のセブンイレブンに...
書評

ヘンリー・キッシンジャー『国際秩序』★★

まあもちろんすごい人だ(った)というのは分かるし、考えさせられるところもあるし、ためにはなると思うんだけど、さすがに今読む価値があるかというとどうだろう。
政治経済・金融一般

社保への怒りでスーパーサイヤ人に目覚めそう

年金制度改正法が成立しました|厚生労働省「老人ファシズム」の日本で現役世代は惜しみなく奪われる 週刊プレイボーイ連載(645) – 橘玲 公式BLOG 参議院選挙が終わった。東京選挙区なので社会保険削減を掲げる音喜多駿にワンイシューで投票し...
書評

ピーター・ターチン『エリート過剰生産が国家を滅ぼす』★★★★★

原題 "End Times: Elites, Counter-Elites and the Path of Political Disintegration"(『終末期:エリート、カウンターエリート、そして政治的崩壊への道』) 単に格差が拡...
書評

小泉悠『情報分析力』★★★★

みんなお馴染み全裸中年男性こと小泉悠先生の本。著者の名前で借りたが思った以上に良かった。専門のロシア軍の話というよりもっと一般的な情報の集め方や考え方についての話がメイン。 どのページをとっても投資にも通じるような話ばかりで、非常にオススメ...
政治経済・金融一般

エレベーターの維持費ジョークと社会保障

出典は憶えていないし、そもそも特定の出典があるのかも知らないが、 マンション一階の住人が、自分達はエレベーターを使わないのでエレベーターの維持費を払いたくないと言った。他の階の住人は当然反発した。マンションの総会で議論と採決を行った結果、一...