ATOKやめました

　4686 ジャストシステムのIME、ATOKを長年使ってきたのだが、最近は使用頻度が減ってきていた。ちょっと割高に感じていたところに来年から値上げのニュースがあり、ついに丸ごと捨てることにした。

　キーボードの配列やIMEにはかなりこだわりがあり、時間もお金もかけて投資してきたので、その環境を丸ごと捨てるにはかなりのためらいがあるのだけど、思い切って決めた。

　一番大きな要因は、音声入力の進歩である。スマホでもパソコンでも、AIの進歩によってIMEまで含めた十分な変換精度の音声入力が可能になっている。これによって、素早く正確にタイプして日本語変換できるという能力の価値は著しく減っている。

　コードを書く場合もAIが書く比率が極端に上がっており、読んだり考えたりする時間に比べてタイピングしている時間はこれまで以上に減っている。

　おまけにパソコンのセキュリティ関係の進歩に伴い、キーボードの配列や変換をカスタマイズするハードルは徐々に高まっている。

　これらの傾向はさらに強まることが予想され、逆転することは考えられない。 もはや本格的なキーボードのカスタマイズはあきらめ、音声入力やAIの環境整備に力を入れた方が得だと判断した。