マックス・ギュンター『「ツキ」の科学 運をコントロールする技術 』★★★

「ツキ」の科学 運をコントロールする技術

 過去書評。『マネーの公理』から作者繋がりで読んだ。

 しかし、第3部までの「運とは何か」の部分は全くの無駄。読むのは第4部の「運を良くする方法」だけでいいと思う。

 肝心の運を良くする方法(≒運の良い人の特徴)は、

  1. 社交性に富む
  2. 直感力が強い
  3. 勇気がある
  4. ラチェット効果を働かせる
  5. 悲観的推測に基づいて行動する

 となっている。

 もうちょっとわかりやすく言い換えると、

  1. チャンスが来るような種(とりわけ人間関係)まき
  2. 来たチャンスをそれと察知できるような広範な学習
  3. リスクを取ってチャンスを掴めるような適度な楽観主義
  4. それでも外した時、自分の誤りを認め素早い損切りができる
  5. 不運にも備えるような適度な悲観主義

 となろうか。

 最初のもの以外は『マネーの公理』とほぼ重複する。そちらを読んでいればパスしてもいいかも。

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