書評

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坂口安紀『ベネズエラ 溶解する民主主義、破綻する経済』★★★

アメリカのベネズエラ攻撃の件で気になって読みたくなり、借りた。2021年の本なので、もちろん最近の攻撃の話は載っていないが。 これまではネットニュース等で漠然としか知らなかった色々とひどい話の解像度が高まり、面白かった。 一時期、むちゃくち...
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スティーブン・ピンカー『人はどこまで合理的か』★★★★★

原題"Rationality"(合理性)。邦題はあまり良くないというか、徹底した合理性擁護の内容をうまく表していない気がする。 この手の話題をずっと追いかけている自分からすると、個別の話としては全然目新しくはないが、全体として素晴らしい内容...
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草野耕一『ゲームとしての交渉』★★

30年も前の本だからしょうがないかもしれないが普通。ゲーム理論の本としても、交渉の本としても、もっといいのが何かありそうな気がする。すぐには思い出せないが。
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スティーブン・D・キング『僕たちはまだ、インフレのことを何も知らない』★★★

タイトル通りインフレに関する本。イギリスの話がメイン。内容は良いが、若干読みにくいというか楽しくない感はある。 以下、第7章を基にした自分用メモ。因果関係はどちらかというと貨幣から物価へ向かう。人々の態度や予想は中央銀行の政策と同じくらい重...
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パトリック・レンシオーニ『あなたのチームは、機能してますか?』★★

何で知ったか忘れた。2003年に出ている本。今となっては普通のビジネスコミュニケーション本としか言えない。変な内容でもないと思うが、特には薦めない。
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岡本浩一『上達の法則 効率のよい努力を科学する』★★★

内容はタイトル通り。明らかに良い内容ではあり、今日時点では少し退屈かもしれないが、基本的にはおすすめ。 個々にはもっと新しくて詳しくて具体的で科学的な内容の本もあったと思うのだが、新書でこの薄さとなると、上位互換のものはぱっと思いつかない。
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モーガン・ハウセル『アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?』★★★

お金の使い方という観点から一本筋を通したマネー啓蒙書。 地位財に気をつけろとか後悔最小化の原則とか自分の死亡記事とか、個別にはどこかで一度は聞いたことがあるような話が多く、株クラにいるような人間なら、タイトルからだいたい内容は予想できる範囲...
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倉本圭造『論破という病 「分断の時代」の日本人の使命』★★★★

少し前から、日本のネット環境には珍しく(?)やたらまともなことを言う人だと思ってフォローしている倉本圭造氏の本。 メタ正義感という言葉自体にはあまり意義を感じなくて、要するにエコーチェンバーにこもって徳シグナリングにうつつを抜かしていないで...