書評

書評

中島聡『メタトレンド投資 10倍株・100倍株の見つけ方』★★★★

一言で言えば、ITの超プロフェッショナルがその得意分野でピーター・リンチ的な長期投資を実践した話。 帯の煽り文句や保有銘柄リストが特典など、若干売り方が胡散臭いが、内容は極めて真っ当な長期投資である。『ピーター・リンチの株で勝つ』の現代版的...
書評

マイケル・W・コベル『桁外れの利益をたたき出すトレーディング トレンドフォロー59の啓示』★★

よくあるトレード本トレーダー本の中でも、著者の本の中でも、特にアネクドータルな印象で、いまいち。
書評

『お金か人生か 給料がなくても豊かになれる9ステップ』★★★

ヴィッキー・ロビン著、ジョー・ドミンゲス著。原著は1992年の本で、FIREムーブメントの元祖的存在らしい。 たしかにそれだけのことはある内容だと思えるが、現在の視点ではやや当たり前かつ冗長にも感じる。
書評

ベンジャミン・ハーディ『FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略』★★

「環境が大事」というただ一言をひたすら引き延ばした感じの自己啓発本。 悪い内容ではないものの、自己啓発本・ライフハック本にある程度相場観ができている人間には不要かもしれない。そうでないなら、それなりにまとまりは良くて有用かもしれない。
書評

ピーター・ゼイハン『「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む』★★★

要点は、とにかくアメリカは地理的に恵まれすぎて今までも今後も最強だということ。(しかし、ここまではよほどイデオロギーで頭が茹だった人間以外にはそもそも当たり前であり、誰も反対してない。) そしてシェール革命で全て米大陸で完結するようになった...
書評

田内学『お金のむこうに人がいる 元ゴールドマン・サックス金利トレーダーが書いた 予備知識のいらない経済新入門』★★★★

タイトル通りの内容で、とても良い啓蒙書。おすすめ。 本来一番複雑なものである「お金」を基本的なものとして思考がスタートしてしまうために色々おかしな話になってしまう広義の貨幣錯覚の問題について、自分も以下のように何度か書いていたが、こういう誤...
書評

橘玲『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法』★★

タイトルよりはあまりお金お金してなくて、『子供向けの初級経済学/行動経済学/進化心理学』的な内容。中学生になったら読ませてもいいかも。
書評

『無駄だらけの社会保障』★★★

日本経済新聞社編集。Twitterにいる株クラならすでに聞いたことありそうな話ではあるが、反サロ基本書のひとつとして読んでおいた方がいいと思う。