書評・レビュー

書評

『アバンダンス:「豊かな時代」を呼びさませ』★★★★

エズラ・クライン(著)、デレク・トンプソン(著)。原題は"Abundance"。なお「アバンダンス」に適切に対応する日本語の一語はないと思う。あえて言うなら「有り余り」ぐらいのニュアンスか。 これはこれで一方に偏った見方であって、希望的観測...
書評

御立尚資『戦略「脳」を鍛える : BCG流戦略発想の技術』★★

いわゆる戦略コンサルの思考法を一通り並べた本。仮説思考、インサイト、定石のパターン化と、道具立てはきれいに揃っているし、書いてあることが間違っているとも思わない。 ただ、まっとうすぎて既視感しかない。「いかにもコンサル」な中身で、その「いか...
書評

宇南山卓『現代日本の消費分析 : ライフサイクル理論の現在地』★★

すごい大部で、自分の目的にはちょっと専門的すぎた。ライフサイクル理論を日本の実データで検証していく学術書で、not for meなだけで、良い内容なんだろうなということはわかる。経済学の訓練を受けた人向けだと思う。 ライフサイクル理論そのも...
書評

チャラン・ランガナス『人はなぜ記憶するのか : 脳と自己の科学』★★

原題は"Why We Remember"。記憶は単なる記録ではない。あくまで生きていくために都合よく思い出せるように整理され、思い出すたびに再生産され続けるものだ、という内容。 部分的にはすでに知っていたこともあった。でも啓蒙書として十分面...
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羽根英樹『イベントドリブントレード入門 : 価格変動の要因分析から導く出口戦略』★★★★

羽根英樹(@hidekihane)氏の本。 この本でのイベントドリブントレードとは、株価を動かすこととその正体は既知である事象を利用したトレードと定義されている。具体的には、指数組入れ・除外東証一部昇格ファンドのリバランス公募増資売出立会外...
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森功『バブルの王様 : 森下安道 日本を操った地下金融』★★

さすがにちょっと古い時代の話であり、これ自体が特別面白かったかというとそうでもないが、知らないことが多少あって面白かった。トランプタワーの部屋を買った話とか。直接関係ないが、今は本家バブルに比べたら全然バブルじゃないなと思った。
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ティモシー・スナイダー『自由なき世界 : フェイクデモクラシーと新たなファシズム』★★

ロシアの軍事侵攻がらみで読んだ一冊。同じような内容ばかり続いてちょっと辟易する。結局「ロシアはクソ」の一言に尽きてしまう気もする。
書評

『FIRE最強の早期リタイア術 : 最速でお金から自由になれる究極メソッド』★★

クリスティー・シェン(著)、ブライス・リャン(著)。原題は"Quit Like a Millionaire"。邦訳は2020年に出た本で、著者はFIREムーブメントのかなり初期から発信していた人らしい。 ただ、FIRE関連の情報がこれだけあ...