書評・レビュー

書評

クリス・ミラー『半導体戦争 : 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』★★★★

個々の技術や事件についてすごく深掘りされている、ということはない。ただ、トランジスタの発明から今日の米中対立まで、半導体の歴史全般を通しで描く歴史書としては非常にいいと思う。 AI半導体相場にまるで乗れていない自分が言うのもなんだが、この産...
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『超知能AIをつくれば人類は絶滅する』★★

エリーザー・ユドコウスキー(著)、ネイト・ソアレス(著)。原題は"If Anyone Builds It, Everyone Dies"。直訳すると「誰かがそれを作れば、全員死ぬ」。 内容としては、近過去から現在までのトレンドをそのまま未来...
書評

『アバンダンス:「豊かな時代」を呼びさませ』★★★★

エズラ・クライン(著)、デレク・トンプソン(著)。原題は"Abundance"。なお「アバンダンス」に適切に対応する日本語の一語はないと思う。あえて言うなら「有り余り」ぐらいのニュアンスか。 これはこれで一方に偏った見方であって、希望的観測...
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御立尚資『戦略「脳」を鍛える : BCG流戦略発想の技術』★★

いわゆる戦略コンサルの思考法を一通り並べた本。仮説思考、インサイト、定石のパターン化と、道具立てはきれいに揃っているし、書いてあることが間違っているとも思わない。 ただ、まっとうすぎて既視感しかない。「いかにもコンサル」な中身で、その「いか...
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宇南山卓『現代日本の消費分析 : ライフサイクル理論の現在地』★★

すごい大部で、自分の目的にはちょっと専門的すぎた。ライフサイクル理論を日本の実データで検証していく学術書で、not for meなだけで、良い内容なんだろうなということはわかる。経済学の訓練を受けた人向けだと思う。 ライフサイクル理論そのも...
書評

チャラン・ランガナス『人はなぜ記憶するのか : 脳と自己の科学』★★

原題は"Why We Remember"。記憶は単なる記録ではない。あくまで生きていくために都合よく思い出せるように整理され、思い出すたびに再生産され続けるものだ、という内容。 部分的にはすでに知っていたこともあった。でも啓蒙書として十分面...
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羽根英樹『イベントドリブントレード入門 : 価格変動の要因分析から導く出口戦略』★★★★

羽根英樹(@hidekihane)氏の本。 この本でのイベントドリブントレードとは、株価を動かすこととその正体は既知である事象を利用したトレードと定義されている。具体的には、指数組入れ・除外東証一部昇格ファンドのリバランス公募増資売出立会外...
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森功『バブルの王様 : 森下安道 日本を操った地下金融』★★

さすがにちょっと古い時代の話であり、これ自体が特別面白かったかというとそうでもないが、知らないことが多少あって面白かった。トランプタワーの部屋を買った話とか。直接関係ないが、今は本家バブルに比べたら全然バブルじゃないなと思った。