書評・レビュー

書評

『文明の接近 〔「イスラームvs西洋」の虚構〕』★★★★

エマニュエル・トッド著、ユセフ・クルバージュ著。何かで知った。 識字は力。識字の親が子を非識字にすることはなく、社会全体の識字率は一方通行。親が非識字で子が識字という時期には権威の不安定化で移行期危機が起こる。 これらは人類学的に普遍的なプ...
書評

岡本和久『長期投資道』★★★

今の自分には特別目新しいところはないが、タイトル通りの良心的な内容に見える。 大本の内容は1990年の本らしい。すぐに陳腐化するタイプの本ではなさそうとはいえ、注意。
書評

外山滋比古『思考の整理学』★★

『日経マネー2018年3月号』で名前を知った外山滋比古の本。 1986年当時なら、なかなかすごかった内容かもしれんけど、残念ながら今となっては「ふつう」という感想しか出ない。
書評

グレアム・アリソン『米中戦争前夜――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ』★★

興味深く重要な話ではあるんだけど、どこの誰でも言えそうなことしか言ってない気がして、いまいち。
書評

橘玲『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』★★★

いつもの橘玲って感じで、ほぼ表紙から内容が再現できそうな気もするが。どちらかというと「あり」な方。
書評

日経ヴェリタス編集部『イノベ株を狙え!』★★

日経ヴェリタスの特集記事をまとめたものらしい。良くも悪くもそれだけ。
書評

ウィリアム・バーンスタイン『「豊かさ」の誕生―成長と発展の文明史』★★★

過去書評。サウジで王族が拘束されて財産ぶんどられたみたいなニュースを見て思い出した。 現代人が知っているような意味での「経済成長」が可能になるためには、私有財産制科学的合理主義資本市場へのアクセス輸送通信手段 の4条件が確立しないといけない...
書評

朱寧『中国バブルはなぜつぶれないのか』★★

確か竹中正治氏のfacebookで知った。簡単にまとめてしまうと、 政府が企業を保護し、株価を下げないようにするため、モラルハザードになっている。適度に企業破綻と投資損失が発生するようにしていかなければ。 ……というような内容で、わりと普通...