書評

ウィリアム・マッカスキル『〈効果的な利他主義〉宣言! ――慈善活動への科学的アプローチ』★★★

 直接関係ないが、FTX破綻の件で話題になっていたので読んだ。割と昔から興味があって追いかけていた話なので、自分にとっては特別目新しいことはなかったが、この件についての良いまとめに思える。おすすめ。
書評

リンダ・グラットン『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』★★

 十年前の本。名前だけ知っていてなぜか読んでいなかった。タイトルに入っている2025年も2年後となった今更読んで、案の定「今更かなあ」という印象になった。 しかし、実際自分も完全リモートワークという十年前には想像できなかった働き方になってい...
書評

窪田真之『2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書』★★★

 そもそも自分の条件がテクニカル系の手法にはまったく合わないという大前提はあるものの、テクニカル系の中ではかなりの良書に見える。
書評

『人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小』★★★★

 チャールズ・グッドハート著、マノジ・プラダン著。 中国のグローバル経済への統合により労働力が潤沢に供給されデフレ傾向の時代は終わり、高齢化によるインフレと金利上昇の時代が来る。コロナと米中対立による脱グローバル化は、その傾向を加速させる、...
目標・計画・記録

家庭のバランスシート2023年版

 毎年正月の習慣として、家庭のバランスシートを更新。ほぼほぼプラマイゼロのパフォーマンスを反映し、去年と大きく代わり映えはしない。 2月のドル転により、日本株からアメリカ株(分のキャッシュポジション)に500万円分移動した以外は、投資で儲か...
パフォーマンス

2022年成績-0.8%(ベンチマーク-5.1%)

 2022年はいろんな意味でアベノミクスの真の終わり、そして岸田禍とロシアのウクライナ侵攻による厳しい時代への転換の年だった。 投資は10月のダブスコ祭りで大分意欲が戻ったとはいうものの、実質的には何もしてないに等しい。日本株は、細かくは色...
パフォーマンス

2022年12月成績-2.9%(年初来-0.8%)

2022年12月成績と総評総資産前月比年初来127,250,388円-2.9%-0.8% もへじ先生がいなくなって心も折れた。12月ハイライト何もかもがだめ 先月同様、海外分はAMZNアマゾンの下落と円高のダブルパンチで大幅減少、国内分も4...
投資哲学

シール剥がしと投資家適性

 唐突だが「シール剥がし」(素手を想定)は投資家(トレーダーではない)適正に相関がありそうな気がする。基本的に一つとして同じものはなく、都度考えなければならない感じ。最初の取っかかりを作るのがとりわけ面倒な感じ。あるところまで来たら勇気を出...