歴史

書評

トーマス・セドラチェク『善と悪の経済学』★

タイトルから期待した内容と全然違ってつまらない。散漫・衒学的で無駄に長く、肝心の内容は通り一遍で薄い。
書評

山崎和邦『あなたはなぜ株で儲けられないのか―市場と株式投資の人間学』★★★★

著者繋がりで読む。  詐欺、確率、数学、心理、歴史、経済、等々、多岐にわたる。もちろんその分ひとつひとつのボリュームは軽めだし、著者の他の本との重複もある。  現時点の私から見て特に新しい知見はなかったが、結構いいのではないかと。
書評

フェリックス・マーティン『21世紀の貨幣論』★★★★★

原題"Money: The Unauthorized Biography"(お金:非公認自伝)。邦題はあまり内容を表せておらず、ピケティ本の便乗以上のものではない。  「お金はモノではなく社会的技術である」というテーマで歴史から現在そして未...
書評

奥村宏『資本主義という病: ピケティに欠けている株式会社という視点』★

投資家必読の一冊! 奥村宏「資本主義という病」  で知った。  正直あまり中身のあること言ってるようには見えない。「企業は大きすぎない方がいいのではないか?」の一行で済みそう。  タイトルにピケティが出てくるのも単なる便乗にしか見えない。
書評

加谷珪一『お金は「歴史」で儲けなさい』★★★★

タイトルはやや軽薄な印象だが、真面目で良心的な内容。初心者から中級者まで、広くおすすめできそう。  現在の私の視点から見てまったく新しい知見はないものの、まとまりがいいので、何かの拍子に思い出したら手に取れるように置いておきたい感じ。
書評

ジェイコブ・ソール『帳簿の世界史』★★

テーマ的にも好きな話のはずなのに、あまり面白いと思わなかった。なんでだろう。
書評

ふりーパパ『ゼロから純資産5億円を築いた私の投資法』★★★★★

素晴らしいと思った。この人は今まで「業者」的先入観が強かったが、考えを改めた。  実態として業者でないとは言えないと思うし、業者として良心的かどうかも(体験したことがないので)もちろんわからないが、本人の投資家としての実力は間違いないと思う...
書評

スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』★★★★★

ここでの書評は、投資・お金関係以外はライフハック分野ぐらいにとどめておくつもりだったけど、これは我慢できないぐらい面白かった。  投資にはあんまり関係なさそうだけど、無理矢理投資に結びつけるなら、2パターンぐらい方法があるかな。  まず「世...