フェリックス・マーティン『21世紀の貨幣論』★★★★★

21世紀の貨幣論

 原題”Money: The Unauthorized Biography”(お金:非公認自伝)。邦題はあまり内容を表せておらず、ピケティ本の便乗以上のものではない。

 「お金はモノではなく社会的技術である」というテーマで歴史から現在そして未来まで論じている。

 今現在、多少なりとも勉強していて、たとえば金本位制や現在のユーロの何が良くないのかをわかっている人には、主張自体はごく当たり前のようにも聞こえると思う。

 正直、古代のところは眉唾物だし、我田引水に感じる部分もあるが、全体として素晴らしい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました