経済

経済・金融一般

ムーアの法則は人類史上一度きり

ムーアの法則は人類の歴史上後にも先にもない一度きりの出来事である。  光速はすごく速いようでいて、実際にはメチャクチャ遅い。地球上だからこそほとんど無視できるが、それでもネットで格ゲーのような人間レベルのことをしようとするだけで問題になる。...
書評

ヤニス・バルファキス『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』★★

テーマが広すぎて薄い印象があるものの、啓蒙書としては特に悪くないと思う。  ただ原題『娘に語る経済の話』は内容を適切に表していないように思われるし、邦題はさらに輪をかけて誇大かつ意味不明。
書評

ティム・ハーフォード『50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ』★★★

50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ 最近読んで一番面白かった本。何度も読み返したい。大学生くらいで読んでたら世の中の見方がもっと変わっていたかもしれない。— ROKKAKU (@rockon_cpa) 2018年11月18日  R...
書評

米山伸郎『知立国家 イスラエル』★★

この本自体が特に優れているというわけではないけど、政治が優れていたら日本が取れていたかもしれないポジション、あるいは遅まきながら目指せるかもしれないポジション、という意味で、考えさせられるものがある。
書評

エヴァン・オズノス『ネオ・チャイナ:富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望』★★★

原題"Age of Ambition: Chasing Fortune, Truth and Faith in the New China"(野心の時代:新しい中国で富・真実・信仰を追い求める)  期待ほどではないが結構面白かった。内容が多...
投資哲学

「平和が大切だから戦争反対」というのは「幸福が望ましいから不幸を禁止する」ようなもの

「派遣禁止なら正社員雇う」企業は14% 派遣禁止は「幸福が望ましいから不幸を禁止する」ようなもの - モジログ  「不幸を禁止する」というのは、昔上の記事で見かけてからずっと気に入っている表現である。  俗に「ジンバブエ的」とも呼ばれるよう...
書評

ウィリアム・バーンスタイン『「豊かさ」の誕生―成長と発展の文明史』★★★

過去書評。サウジで王族が拘束されて財産ぶんどられたみたいなニュースを見て思い出した。  現代人が知っているような意味での「経済成長」が可能になるためには、 私有財産制 科学的合理主義 資本市場へのアクセス 輸送通信手段  の4条件が確立しな...
書評

片岡剛士『円のゆくえを問いなおす: 実証的・歴史的にみた日本経済』★★★

過去書評。良かったと思う。