★★★★

書評・レビュー

鈴木亘『年金は本当にもらえるのか?』★★★★

昔読んでかなり良かった記憶がある。例の「2000万円」問題で思い出した。 すでに10年近く前の本にもかかわらず、今見ても、あまり古さはなかった。ということは、10年間まったく進歩がなかったということではないか。だめじゃん。もちろん著者のせい...
書評

渡部清二『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』★★★★

タイトルも装丁も平凡で、何で知ったかも忘れるほど全く期待していなかったが、意外にもかなり良かった。 「四季報の読み方」的な切り口の本では、すぐ思い出せる限り過去最高では? と思えるほど。著者の他の本も当たってみたい。 「中興の祖」経営者の例...
書評

アントニオ・ガルシア・マルチネス『サルたちの狂宴』★★★★

ダン・ライオンズ『スタートアップ・バブル 愚かな投資家と幼稚な起業家』★ と似たようなテーマなのだが、こっちは実に面白い。フェイスブックやツイッター株を含め、投資の参考にはならないだろうが、おすすめ。
書評

『いまさらですがソ連邦』★★★★

ソ連への萌え止まず『いまさらですがソ連邦』刊行 不思議な超大国をまるごと紹介|好書好日 速水螺旋人 (著、イラスト)、津久田重吾 (著)。今回のKindle Unlimitedキャンペーンの中で今のところ一番面白かった。絵も内容も良い。
書評

大鹿靖明『ヒルズ黙示録 検証・ライブドア』★★★★

やまぐち(@ky1ky1)氏のツイートで知った。 図書館で借りたら、なぜか妻が面白がって自分より先に読んでいた。かなり面白かった。 元々2016年4月30日第1刷の本で、ほぼ事件直後の内容。
書評

橘玲『朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論』★★★★

すごくよかった。タイトルは正直「釣り」と言っても過言ではない。内容的には副題だけでいい。 私自身にとっては、なんら目新しいことはない。政治リベラル・経済リバタリアンで最新の社会科学(特に進化心理学)に抵抗がない日本人が書いたらこうならざるを...
書評

『知ってるつもり――無知の科学』★★★★

スティーブン・スローマン著、フィリップ・ファーンバック著。ああはいはい、最近よくあるやつね……みたいな感じと思いきや、非常に良かった。 確かによくある部分も多いが「知とはそもそも集団的なものだ」という観点で一本筋を通しており、啓蒙としても実...
書評

『コンパクトマクロ経済学』★★★★

飯田泰之著、中里透著。過去書評。タイトル通りのかなりよい教科書と感じる。