地政学

書評

クリス・ミラー『半導体戦争 : 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』★★★★

個々の技術や事件についてすごく深掘りされている、ということはない。ただ、トランジスタの発明から今日の米中対立まで、半導体の歴史全般を通しで描く歴史書としては非常にいいと思う。 AI半導体相場にまるで乗れていない自分が言うのもなんだが、この産...
書評

『テクノロジカル・リパブリック 国家、軍事力、テクノロジーの未来』★★★★★

アレクサンダー・C・カープ(著)、ニコラス・W・ザミスカ(著)。パランティアの共同創業者による本らしい。 長い間アメリカ一強で平和が続いたせいで、様々な弊害が生じている。 例えば、国家や軍事に対するむやみに否定的な見方、政治の軽視、政治家や...
書評

小泉 悠『世界の大転換』★★

小泉悠先生の対談集。5つの対談の集まりなので、個々はやや薄いというか当たり前のことばかりに見える。もちろん悪い内容ではない。
書評

太田泰彦『2030 半導体の地政学』★★★

タイトルは『半導体をめぐる国際政治(の歴史)』ぐらいが妥当な気がする。「地政学」という単語はブームだから入れたという以外の意義を感じられない。 これを知ったからといって今の投資のパフォーマンスが上がるとは思わないが、読み物として充分面白い。
書評

ピーター・ゼイハン『地政学で読む世界覇権2030』★★★

原題"The Accidental Superpower"(『意図せざる超大国』)。アメリカのことを指している。 原著は2014年。トランプ大統領の第一期も始まる前。シェールオイル革命の話題がまだ比較的目新しかった時期の本だからか、その話題...
書評

社會部部長『あの国の本当の思惑を見抜く 地政学』★★★★

地政学としての内容は極めて基本的かつ真っ当で、そんなに特筆すべきものはないように見える。 しかし、地政学本にありがちな政治的な意図、つまり Woke・ポリコレ的な「ええかっこしい」な感じ、あるいはその逆の露悪的な感じが、いずれも全くない。別...
書評

ダニエル・ヤーギン『新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突』★★

いわゆるエネルギー安全保障とか地政学とかそのあたり。これは全く知らなかったとかいう話があるわけではないが、まあまあいいと思う。
書評

ピーター・ゼイハン『「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む』★★★

要点は、とにかくアメリカは地理的に恵まれすぎて今までも今後も最強だということ。(しかし、ここまではよほどイデオロギーで頭が茹だった人間以外にはそもそも当たり前であり、誰も反対してない。) そしてシェール革命で全て米大陸で完結するようになった...