書評

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京都大学の経営学講義 いま日本を代表する経営者が考えていること★★

川北 英隆 (著, 編集), 奥野 一成 (著, 編集)。 具体的に何が良くないというわけではないのだが、日経新聞的というか、総花的というか、ヨイショ的というか、全体的にそんな感じでいまひとつ。 「第六章 長期投資の本質……人間にしかできな...
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ラリー・ハイト『ルール トレードや人生や恋愛を成功に導くカギは「トレンドフォロー」』★★

よくあるトレーディング本以上のものではないが、トレード以外のことに言及している部分だけは逆説的に(?)ちょっと新鮮。
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ジャスティン・フォックス『合理的市場という神話 ―リスク、報酬、幻想をめぐるウォール街の歴史』★★★

なぜかまだ読んだことがなかった。基本的にかなりいい内容だと思う。サブプライムショックも過去の話となり、新たな危機の真っ最中であるのだから、今これを読むより、現在の相場を観察する方が有益かもしれないが。
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マイケル・W・コベル『伝説のトレーダー集団 タートルズの全貌』★★

正直イマイチ。前著に付け加えるものが何かあるのかよくわからない。著者やこの集団そのものに本当に興味がある人には違うかもしれないが。
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古舘恒介『エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来』★★

エネルギーとその歴史に関しては十分良い啓蒙書と言えそう。ただし、それ以外の面、文明論とか精神論とかの部分はどれもやや胡乱というか、トンデモに半歩踏み込んでるように見える部分が多い。そこにだけ予め注意しておけば、全体としてはおすすめできる。
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小泉悠『情報分析力』★★★★

みんなお馴染み全裸中年男性こと小泉悠先生の本。著者の名前で借りたが思った以上に良かった。専門のロシア軍の話というよりもっと一般的な情報の集め方や考え方についての話がメイン。 どのページをとっても投資にも通じるような話ばかりで、非常にオススメ...
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田渕直也『ランダムウォークを超えて勝つための 株式投資の思考法と戦略』★★

あからさまにここがこうだからダメというところがあるわけではないが、エリオット波動を紹介していたり(さすがに全肯定ではないが)するところとか、あまり積極的におすすめはできない感じ。
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マイケル・W・コベル『規律とトレンドフォロー売買法』★★

こちらも作者の他の本と同様、冗長でいまいち。