書評

書評

ニック・マジューリ『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』★★★

株クラにいるような人であればタイトルだけから完全に想像できそうな内容。 とはいえ、それなりにまとまりは良いと感じるので、初心者向けのまとめ本と割り切るならありか。
書評

片野秀樹『休養学―あなたを疲れから救う』★★

だいたいタイトルから予想できる内容で、自分にとっては正直そんなに意外なことは書いてない。 しかし、別におかしくはない内容が適度な長さでまとまっていて、条件によってはおすすめもできる。
書評

デイヴィッド・ローベンハイマー『食欲人』★★★

極端に要約すると、進化環境では普通に食事をした場合の制限要因はタンパク質となるので、動物は大概タンパク質が満たされるまで食べ続けるように進化的にデザインされており、それは人間も例外ではない、という内容。 筋トレのためにホエイプロテインを飲ん...
書評

エルヴェ・ル・テリエ『異常【アノマリー】』★★★

はっきり言ってしょうもない。 SFとしてもミステリーとしても、ここがすごく新しいとか、ここがとても素晴らしいとかいうところは別にひとつもない。 しかし、にも関わらず、娯楽小説としてなかなかトータルバランスが良いというか、技量の高さを認めざる...
書評

三原光明『野中郁次郎 ビジュアル講義 第二次世界大戦』★★★★★

著者は元陸上自衛隊陸将補。野中郁次郎氏がタイトルに入っているのは、超有名な『失敗の本質』の名前をマーケティングに利用しているだけなのではないかと思う。(違ったらすまん。) 正直めちゃくちゃ面白い。「プロはここまで研究するんだなあ」というのが...
書評

『PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来』★★

オードリー・タン (著), E・グレン・ワイル (著)。正直、自分のようにずっとこういう話題を追っている人間にとっては、電話帳のような分厚さ(死語)の割に内容が薄くてつまらない。 とはいえ、オードリー・タンで悪い内容のわけでもないので、むし...
オーディオブック

服部孝洋『はじめての日本国債』★★★

久しぶりに99円キャンペーンの対象になったAudibleにあったので聞いてみた。 正直国債そのものに投資することは当分ないと思うし、株式投資に資するような部分はだいたい既に知っていたような気もするが、それでもためにはなったと思う。 朗読がA...
書評

デヴォン・プライス『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』★★

そこそこ長いが、結局「働きすぎ良くない」ぐらいのことしか言っておらず、こっちも「せやな」ぐらいのことしか言えない。 しかも、本筋と関係ない Woke・ポリコレ的な脱線が多くて、いまいち。