財政

書評

『なぜ大国は衰退するのか ―古代ローマから現代まで』★★★

グレン・ハバード著、ティム・ケイン著。 ラインハートロゴフ論文問題もトランプ政権もまだの時の本で、すでに空振りな部分もあるし、アメリカの話以外はアネクドータルに見えてあまりいいとは思わない。 最後の具体的な財政への提言も、結局のところ緊縮し...
経済・金融一般

合成の誤謬と新しい黄金律

合成の誤謬の代表例としてよく言われる、誰かの支出は誰かの収入誰かの借金は誰かの資産誰かの赤字は誰かの黒字 ということ。 その理論的な自明さ・理解と実践の難しさ・影響の大きさにおいて、新しい黄金律と言っても過言ではない気がしてきた。 そして「...
書評

三橋貴明『財務省が日本を滅ぼす』★★★

財務省が、省益のために間違ったプライマリーバランス黒字論を広め、デフレを固定化している。しかし、強大な権限に加え国税という警察力まで集中しているため、なかなか批判すらできない。 ……という感じで、投資クラスタなんかでは常識的な内容と言えるか...
書評

ポール・クルーグマン『そして日本経済が世界の希望になる』★★

過去書評。アベノミクスに関するインタビュー本。やや薄い(物理的にも内容的にも)。
書評

ポール・クルーグマン『さっさと不況を終わらせろ』★★★

過去書評。内容的には今更というか当たり前感もあるけど、いい。そもそも現実の政治では安倍首相以外みんな財政緊縮派と言っても過言ではない状況なので、今更どころではない。