山本耕平『35才、サラリーマン夫婦が5000万円の資産をつくる法』★★

35才、サラリーマン夫婦が5000万円の資産をつくる法 (アスカビジネス)

 これもいとう (Ito1973)氏のツイートでポチりました。2005年の本です。大事なことなのでもう一度言います。2005年の本です。

 1,2,3,6章の、夫婦で協力して倹約と勤勉で資産形成しよう、という部分は大変いいこと言ってると思うんですよ。

 ところが4,5章の、肝心の投資部分が、なんと実質的に「オフショア銀行(具体名なし)から海外ファンドやヘッジファンド(具体名なし)に投資しましょう」の一言だけ!

 しかも、本の最初の方で株式個別銘柄は個人には難しいというようなことを言ってる割には、5章では「新興市場でお祭り銘柄を見つけて短期売買で儲けよう!」とか言ってたりする。(そこでガンホーとかアスカネットとか今でも少し違った形で聞くような銘柄が出てくるのもまたご愛敬。)

 新興市場に関しては他人のこと言える状態ではないとはいえ、2005年ってどんだけバブリーだったんでしょう? これに比べれば2014年はバブルに入りかけかもしれませんけど、まだ全然バブルじゃないんじゃないですかね?

 あと、なんかタイトルに違和感あるなあと思ったら、私もしかしてすでに達成してませんかね? 私まだ35才になってません。妻も私より年下です。そして資産5000万以上あります。記憶の限りでは、投資本のタイトルに掲げられた数字を満たしているという経験は初めてです。

 この夫婦の資産が、ライブドアショック、サブプライムショック、リーマンショックの後どうなったのか知りたいところです。そして、私も10年後に誰かから同じこと言われる羽目にならないように気をつけたいです。少し違った角度から勉強になった本でした。

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