センディル・ムッライナタン著、エルダー・シャフィール著。ありがちな自己啓発本・ライフハック本と誤解されかねない邦題だが、副題の通り行動経済学本。
非常に面白い。最近どれを読んでもややマンネリ気味だった行動経済学本だが、久々に本当に面白い。
個々の知見はどこかの本で見たことがあるような気もするのだが、それらが合わさると、社会の貧困問題から個人の忙しさの問題まで、全ての問題が違って見えてくる。
- トンネリング(≒近視眼)
- ジャグリング(近視眼の悪循環)
- スラック(不意の衝撃を吸収するための余裕・ゆとり)
- 意思力は筋力と同じ(く使うと短期的には減り長期的には鍛えられる)
あたりの概念は憶えておきたい。
個人的には「規律ある生活」とでもいうべき一見陳腐な理念を改めて大切にしなければと思った。
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