投資情報と利益相反と査読制度

 消されてしまっているけど以前のGCN氏のツイートを見て考えたこと(だったはず)の書き直し。

 投資情報と利益相反の話。レポート売るプロが株買うのは利益相反で禁止なのは当然。

 しかし、そのレポートが正しいなら、それを誰かに売って自分で株買わないのは、そもそも自分自身に対する利益相反のはずだ。結局、売られる投資情報は、価値があるかどうかわからないものだけになる。

 だから証券会社のレポートなんかも見ない方がマシで、有料の投資情報は(あからさまな詐欺は別の話としても)買う価値がない。ブログやTwitterで個人の情報の方を追っている方がよっぽどいい。

 このことは、投資が他の分野と違って、プロだからといって必ずしもアマチュアより有利とは言えない(場合が多い)理由のひとつ。

 いつか亀吉師匠のブログであった話のように、セミナーも安いか無料の方が、たぶん質がいい。

 しかし、個人の良い情報だとしても、それが良い情報だということが知れ渡ると、価値を失ったり買い煽りだのと言われるのだし、究極のところは、信頼に足る人同士のクローズドなやりとりにしか価値ある情報はないのではなかろうか。

 ある意味、学術論文の査読制度に似たところあるような気がする。投資家も学者も、理由は違えど、その情報を公知にすることはできず、かつそれ以上に上位の存在がいないから、相互に秘密のうちに訴えかける以外その価値を確かめる方法がない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました