去年の資産増加が意外に多い理由は?

 2015年に、あまり投資で成功していないように感じる、というか、実際AMZN アマゾン以外全く成功していないにも関わらず、総資産の増加が400万程度と意外に多い原因を考えた。

参考資料

本業で稼いでいる? No

 これは明確に却下できる。家の購入に伴う引っ越しというかなりの特殊事情があったとはいえ、2015年の貯蓄率(本業収入-全出費/本業収入)は驚異のマイナスである。それ自体が別途対策の必要な大問題だが、今回の疑問の答えとは関係ない。

帰属家賃の効果? おそらくNo

 従来他人に支払っていた家賃と違い、去年は、住宅ローン返済の元本部分は自分の資産となっている。ただし家の値下がり予想分と相殺してなお残る部分は年間50万程度なので、今感じている疑問を説明するにはやや弱い。

実は見た目ほどパフォーマンスは悪くない? おそらくYes

 2015年のパフォーマンスの分母は純資産の総額(約7200万)であるが、家・優待株・投信・401kなどはまったく動かしていないので、アクティブ投資と言えるのは日本株と米国株(合計約4100万)のみである。

 動かしていない部分からの利益はわずかで、家計のマイナスとほぼ相殺するから、総資産増加(約420万)の分母をアクティブ投資部分(約4100万)と考えればパフォーマンスは+10.2%となり、ベンチマークの+9.9%にほぼ一致することになる。

 数字遊びに過ぎないとも言えるが、ベンチマークにそんなに負けたようには思えないという実感には合う。

儲けてないけど損もしてない? Yes

 成功したなあという投資はアマゾン以外なかったが、ああ大損したなあという投資もなかった。これは本当にひとつもなかった。逆に損切りが早すぎたなあと思うケースはいくつかあったが。

 実感としては失敗だった2764 ひらまつや3665 エニグモもトータルではマイナスではなく微プラスである。

単に分母が大きくなっているだけ? Yes

 いろいろ考えた結果、この一番シンプルな効果が一番大きいのではないかと思えてきた。分母が大きくなったので、パーセンテージで表されるパフォーマンスと実数で表される増加額の印象にずれが生じているだけなのでは?

 アベノミクス以来、2012年+38.0%、2013年+57.5%と連続で増えた後の2014年の+100%越えはやはり大きい。2014年の数字には生活防衛資金の扱い変更が含まれるというものの、モンスターハウスの購入諸費用・保守的見積分も大きかったので、実質ほぼ2倍だったのは変わらない。

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