「結婚して子供ができる前に種銭集めとけ!」

 「子供は負債?」に誰もが納得する答えはなくても、一般論としてこれを否定できる人はあまりいないと思われる。

 私の場合、働き始めるのが遅く、給与水準は常識的に見て低くはない、という条件だったので、種銭作りは最初からかなり意識していた。

 とはいえ、元から金を使うタイプでもなかったため、特別意識したのは家賃ぐらいか。最初の数年は実家から通い、その後も家賃補助の出る範囲に住むようにした。

 そうして「普通」(「コンテンツとしての価値はゼロ」ぐらいの意味)の下限ぐらいの倹約生活を送り、結婚までの期間は平均月20万から30万ぐらい貯蓄(≒入金)していた計算になる。最初の頃は家計簿と総資産のデータが今の形式では完備していないが、だいたいあってるはず。

 手取りに対しての比率は50%も上回っていた。今では当然そのような貯蓄率は夢のまた夢だ。

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