ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』58 「お買い得」な経営陣を求めてはいけない

58 「お買い得」な経営陣を求めてはいけない

 金を儲けるには、三つの方法がある。ひとつ目は自分の時間を売る。二つ目は、人に金を貸す。そして三つ目は、自分の金を賭ける方法だ。

 面白い観点かもしれません。今は、ひとつ目(労働収入)の量をほどほどで維持し、三つ目(投資収益)の割合を増やすことを目論んでいます。二つ目(債券投資等?)は、もっと後になってから考えようと思っています。

 投資家は安い報酬を得ている経営陣を支持し、潤沢な金銭的待遇を嫌う傾向がある。私の考えでは、これは近視眼的かつ誤ったものの見方である。(中略)
 投資家が認識すべきことは、高額な報酬規定こそが企業に最も優秀な人材を引きつけ、かつつなぎとめているという重要な事実だ。企業はその経営者、従業員、幹部候補生よりも優れたものにはなり得ない。

 「企業は経営者・幹部・従業員よりも優れたものにはなりえない」か? ビジネスモデルの善し悪しで変わりそうな気はしますが、文脈的にそこは補正済みの話と考えるべきでしょうか。

 報酬をケチるのは日本だけというわけではないのか、米国の風潮がこの時代から変わっているのか、あるいは、その両方か。

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