『超知能AIをつくれば人類は絶滅する』★★

 エリーザー・ユドコウスキー(著)、ネイト・ソアレス(著)。原題は"If Anyone Builds It, Everyone Dies"。直訳すると「誰かがそれを作れば、全員死ぬ」。

 内容としては、近過去から現在までのトレンドをそのまま未来に外挿するという、ありがちな誤りを犯していると思う。もっと手前の問題として、AIについての知識はあるくせに、そもそも「知性」について非常に初心者的な素朴実在論のようなものに囚われているのがよくない。

 まあ、AI悲観派の一つの代表という意味で読んでおいたほうがいいとは思うが、私は賛成しない意見の代表ということで、参考程度にお願いする。

 著者の一人が『ハリー・ポッターと合理主義の方法』の作者だというのに読んだ後で気づいて、なんか納得した。スラング的な意味でいうIQだけ高いが、性格と教養がいまひとつな人、という感じ。

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