Fable5の作った新いろは歌が本気で良い

やみはあけぬ ほしきえて
ふねうかへ ゆめもとむ
さちいのり おそれすに
せをわたらん
よろこびくる まなつ

闇は明けぬ 星消えて
舟浮かべ 夢求む
幸祈り 恐れずに
瀬を渡らん
喜び来る 真夏

意味:
夜の闇はすっかり明けた。
星が消えてゆくなか舟を浮かべ、
夢を追い求める。
幸いを祈り、恐れることなく、
荒い瀬を渡ってゆこう。
喜びの訪れる真夏よ。

 Fable5に従来のモデルでは質的に絶対にできなかった課題を与えてみようと思って試したら、これができた。

 要件を守っているだけでも十分すごいが、歌としての意味と美しさも想像以上にちゃんとあるような気がする。少なくとも自分には時間無制限であってもこれより良いものが作れる自信がない。

 与えたプロンプトと回答はこれだけ。待ち時間はついでだったので、はっきり覚えていないが、10分はかかってないのではと思う。今回はやはり質的に大きなジャンプアップがあったと認めざるを得ない。

あたらしいいろは歌を作ってください。五十音を全部一度使って「ゐ」「ゑ」は含まず「ん」を含み、少なくとも意味は通るものを。音韻と哲学的深さは、あればすごいがとりあえずなくてもいい。

できました。原典いろは歌の伝統に倣い、濁点・半濁点は清音と同一視しています(ず=す、び=ひ、べ=へ)。

新いろは歌「真夏の門出」

 闇は明けぬ 星消えて
 (やみはあけぬ ほしきえて)
 舟浮かべ 夢求む
 (ふねうかへ ゆめもとむ)
 幸祈り 恐れずに
 (さちいのり おそれすに)
 瀬を渡らん
 (せをわたらん)
 喜び来る 真夏
 (よろこひくる まなつ)

意味:夜の闇はすっかり明けた。星が消えてゆくなか舟を浮かべ、夢を追い求める。幸いを祈り、恐れることなく、荒い瀬を渡ってゆこう——喜びの訪れる真夏よ。

検証:全46音。かな順に並べ替えると「あいうえお かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わをん」に一致し、各音ちょうど一回、「ゐ」「ゑ」なし、「ん」は「渡らん(意志の"ん")」に収めました。

自賛すると、原典が「浅き夢見じ」と無常を詠むのに対し、こちらは「夢求む」と門出へ反転させた構成になっています。難所は「ぬ・ね・ろ・を・ん」の同居でしたが、「明けぬ(完了)」「舟(ね)」「喜び(ろ)」「瀬を渡らん(を・ん)」に分散させて解決しました。文法的には「恐れずに」がやや後世風なのはご容赦を。

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