書評

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ジョン・トレイン『金融イソップ物語―“あと一歩”で儲け損なった男たちの話』★★★

原題"Famous Financial Fiascos"(名高い金融上の大失敗)。邦題(副題含め)のイメージはあまり内容に一致しない。1987年の本らしい。 これも『賢者の投資、愚者の投資』で知った。『詐欺とペテンの大百科』とかぶる話も多い...
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森本哲郎『ある通商国家の興亡 カルタゴの遺書』★

『賢者の投資、愚者の投資』で言及されてたから読んだ。 明らかにカルタゴを日本、ローマをアメリカになぞらえる意図で書かれており「日本がアメリカの覇権を脅かしかねないような経済大国である」という前提を欠いた今では、あまり意味なし。
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ヴァホン・ジョンジグヨン『バフェット流投資に学ぶこと、学んではいけないこと―個人投資家にとっていちばん大事なノウハウ』★★

賞賛一辺倒じゃないのはいいけど、個人投資家と条件が違うことに関する部分は、常識的にわかることなのではないかという感想。 税に関する価値観・イデオロギーに踏み込んだ記述も余計な気がするし、(私もどちらかというとその主張には賛成だが、)全体とし...
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スコット・パタースン『ウォール街のアルゴリズム戦争』★★

つまらなくはないが、『フラッシュ・ボーイズ』を既読だったので、そこまでの印象は受けず。
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高野譲『株式ディーラーのぶっちゃけ話』★★

なぜか小説仕立てで、どこまで実話なのかよくわからない。知らない話も多少はあったが、面白かったかというと疑問。
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山崎和邦『50年超の投資実践でつかんだ「最後に勝つ」相場の哲学 賢者の投資、愚者の投資』★★★★

「年寄りの説教&自慢話」的側面は否めない。それが気にならないならおすすめ。 最近の話もあり、同著者本同士の内容重複も比較的少ない(それでも多いが)。
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『話しづらいけれど、話しておかないと後悔する相続と節税のこと』★★★★

川合宏一著、武石竜著、関岡俊介著。タイトル通りの内容。わかりやすい。切り出し方まで書いてあるのが親切(?)。 うちの親たちは退職前後の年齢で、具体的な資産額をきっちり知っているわけではないが、新基準では相続税がかかってもおかしくはないはずだ...
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松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』★★★★★

読んだのは大分前だが、ここで取り上げる意味が出てきたと思って紹介。 ディープラーニング以降のAIブームについて一番良い本だと思う。