政治

政治経済・金融一般

「精神の常在細菌叢」としての伝統宗教

私はずっと「精神の常在細菌叢」としての伝統宗教の役割がもうちょっと評価されるべきと感じ続けてきた。ドーキンス的な新無神論に不満を持ってきた。 もちろん具体的なイシューについてガチガチの宗教保守派とそうした新無神論者の意見が対立するときは0対...
書評

ベン・アンセル『政治はなぜ失敗するのか 5つの罠からの脱出』★★★★

現代の様々な政治の問題・ジレンマについて、連帯の罠(≒集合行為問題)という一本の軸を通して語る本。まっとうすぎて教科書的というか、やや退屈というか気が滅入るというか、そういう感じもしなくはないが、非常に良い内容に思える。おすすめ。
書評

藤川直也『誤解を招いたとしたら申し訳ない 政治の言葉/言葉の政治』★★★

よくある曖昧な語法のポイントは否認可能性つまり責任回避にあるというのが中心の話。 なんとなくは知っていたようなことではあっても、まとめて書かれると面白い。
書評

鈴木隆『習近平研究 支配体制と指導者の実像』★★★

すごい大部。特別驚くような話はなかったが、濃密でどの部分も面白い。中国共産党から見ての台湾は、民族的に同じ人間たちが自由な政治体制を持っているということ自体が体制への脅威であるのだという話は重要だろう。
書評

ニック・ランド『暗黒の啓蒙書』★★

タイトルは前から聞いたことがあった。ポリコレの行き過ぎとか、真っ当な啓蒙思想の限界といった問題意識は理解するものの、基本的には厨二病(死語)でしかないと思う。
書評

徐台教『分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界』★★★

南北分断から尹錫悦大統領の戒厳令まで、韓国の政治・社会問題にまつわる色々な話。知らない話が多くて面白かった。
書評

西山美久『現代ロシアの歴史認識論争―「大祖国戦争史観」をめぐるプーチン政権の思惑』★★★

目下重要な話であるし、それなりには面白い。でも最近のロシア関係の本では割とありがちなことに、元から通り一遍ぐらいの知識があれば「ロシアはクソ」の一言で済んでしまう話でもある。
政治経済・金融一般

パーティー券問題は名前が悪いせいかも

単なる思いつきだが、政治資金問題というか、日本以外ではそもそも問題にもなっていなさそうないわゆる「パーティー券問題」が、いつまでもなくならないのは日本名が悪いせいもあるのではないかと思う。「外遊」が誤解されがちというのと同程度の意味で。 英...