書評

書評

藤代宏一『株高不況』★★★★

株クラにいるような人ならすでに認識している内容かもしれないが、短くてまとまりが良くて、現在のインフレ経済への転換についての、非常に良い新書だと思った。
書評

ヨハン・ハリ『奪われた集中力: もう一度〝じっくり〟考えるための方法』★★

別に間違ったこと言ってないと思うが、だいたいタイトルだけから再現できそうな内容。その割には分厚すぎで冗長。
書評

奥山月仁『株小説エビ銀 路地裏の大投資家が教えてくれたこと』★★★

定評ある奥山月仁(エナフン)さんの本で、もちろん内容は良いが、投資手法の部分としてはいわゆるピーター・リンチ的長期投資で、著者の過去の本を踏まえていれば、そこまで新味はないかも。 むしろ、ネットの煽りや相場操縦・仕手株あたりの落とし穴につい...
書評

丸山俊一『岩井克人「欲望の貨幣論」を語る』★★

NHKのテレビ番組か何かのまとめ? 正直微妙。テレビだからというのを抜きにしても、あまり独自の視点も新しい視点もないように思う。 「ビットコインは値上がりによって“貨幣”でなく“資産”になってしまった」(要旨)というあたりは、それはそうかも...
書評

髙橋伸典『退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書』★

図書館でたまたま目に入ったから、少しは参考になることもあるかと思って借りたが、さすがに条件が違いすぎて何の参考にもならなかった。 Not for meなのを考慮に入れても、あまりクオリティが高くないように思える。
書評

グレッグ・マキューン『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』★★★

基本的タイトル通りの内容。今の自分には価値がないが、中高生ぐらいのもっと若い時に読みたかったとは思うぐらいの良い本。
書評

『「確率思考」で市場を制する最強の投資術』★★

エミン・ユルマズ (著), 木原 直哉 (著)。Audibleで聞いた。 ポーカーとかギャンブルの知見を株にも生かすことについては、『運と実力の間』の方が詳しいので、そちらを読んでからでもいいかも。
書評

アビジット・V・バナジー『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』★★★★

タイトル通りの内容。びっくりするようなことは何も書いてないが、むしろそれがいい。とても真っ当で質の良い啓蒙書。幅広くおすすめ。