経済

書評

エンリコ・モレッティ『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』★★★★★

「ネット社会とかいっても地理的集積の効果は決定的に重要だ」という全体の趣旨は、すでに知っていたものだが、とにかく超おもしろかった。タイトルは煽りっぽい。副題の方が内容を正しく表している。 直接投資に役立つわけではないだろうが、以前から持って...
書評

『金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論』★

ポール・クルーグマン、ジョージ・パパンドレウ、ニュート・ギングリッチ、アーサー・ラッファーのディベート。元はカナダのテレビ番組らしい。 すでに格差と税負担の話をある程度知っていれば、これ自体面白いとは言えない。極論のぶつかり合いという感じな...
不動産

家を買った理由 投資マクロ編

中期的な資産インフレ傾向がほぼ確実 純粋に総資産を投資で増やすことだけを考えれば、おそらく家を買うのが得策ではないことは理解しています。 今後の日本では、人口動態の大前提があるため、不動産で大きなキャピタルゲインを求めることは現実的ではあり...
書評

堀古英司『リスクを取らないリスク』★★★★

どこで知ったか忘れた。自己啓発本かと思うようなタイトルだが、意外なほどの良書だった。 金融・経済の一般啓蒙書としても、個人へのアドバイスとしても、どちらの観点からもオススメ。
書評

野口悠紀雄『変わった世界 変わらない日本』★★★★★

ある意味常識的な内容だが、この厚さの新書としては大変よい。野口悠紀雄は超整理法の人、という印象しかなかったが、かなり見直した。
書評

『新装版 続・レモンをお金にかえる法』★★★★★

ルイズ・アームストロング著、ビル・バッソ画。 『新装版 レモンをお金にかえる法』の続編。前編がミクロ経済版とすればこちらはマクロ経済版。こちらもセットでおすすめ。
書評

『新装版 レモンをお金にかえる法』★★★★★

ルイズ・アームストロング著、ビル・バッソ画。 子供の頃に読んだことがある絵本。「山形浩生が選ぶ経済がわかる30冊」小冊子PDF - ポット出版  で見かけて懐かしさに購入。内容はやはりすばらしい。 絵が古くさい&バタ臭いのは仕方がないが、日...
書評

岡崎良介『相場ローテーションを読んでお金を増やそう』★★

おかしなことは言ってないと思うが「長期投資にはマクロ経済的な大局観も重要ですよ」以上のことは言ってないように見える。 自分の知識が足りないせいで良さがわからない可能性は認めるが、現時点で私は既知の経済学的常識以上の何かを得ることはできなかっ...