進化心理

政治経済・金融一般

AI絵だけが叩かれるのは遺伝子の質の証明だったから

AIで作った絵に対する風当たりが、AIで書いたプログラムやAIで作った音楽に対するそれより桁違いに強いのはなぜか、という問題は、進化心理学を使わないと説明がつかないと思う。 自分は元プログラマーで、いまもほぼ毎日AIにコードを書かせている。...
政治経済・金融一般

群淘汰をしているのは遺伝子ではなくミーム

進化論の歴史には「群淘汰(グループ淘汰)」という有名な躓きの石がある。個体ではなく群れや種の利益のために形質が進化するという、「種の保存のため」式の考え方だ。 理論的には1960年代か70年代あたりの時点でほぼ完全に否定が確定しているのだが...
政治経済・金融一般

「精神の常在細菌叢」としての伝統宗教

私はずっと「精神の常在細菌叢」としての伝統宗教の役割がもうちょっと評価されるべきと感じ続けてきた。ドーキンス的な新無神論に不満を持ってきた。 もちろん具体的なイシューについてガチガチの宗教保守派とそうした新無神論者の意見が対立するときは0対...
政治経済・金融一般

人生のKPIがお金なのはそれほどおかしくない

みんなお金は好きだと思うけど、普通はお金を使いたいことがあるからお金が好きなだけ。でも、社会での競争の勝者に、人生のKPIをほぼお金そのものの増加に振り切った人間がよく出現する。そういう奴の性格は悪い。というか性格良い悪いとかそういう問題じ...
政治経済・金融一般

フリーライダー問題としての陰謀論

いわゆる「陰謀論」的思考・行動パターンは、たぶん進化環境、つまり狩猟採集生活をするせいぜい百何十人とかの部族社会でうまく暮らしていくには、すごく適応的だったのではないかと思う。なまじ今日の「科学的」思考をするような人以上に。 そうした過去に...
書評

スティーブ・スチュワート=ウィリアムズ『宇宙の広さを知ったサル――心と文化の進化論』★★★★★

投資には全く関係ないもののめちゃくちゃ良かったので紹介。今日時点での進化心理学とミーム論の入門かつ総まとめとしてベスト。 これらは今世紀の政治の未来にも示唆するところ大と思われるので、既にある程度知っている人も、そうでない人もぜひ読んでほし...
政治経済・金融一般

ドミナンスとリバースドミナンスの振り子

チンパンジー・ボノボ・ゴリラ・ホモサピエンスの共通祖先は、♂が出身群に残り♀が分散する類人猿だったと考えられる。程度の差はあれ、いずれも概ね喧嘩の強い♂が配偶機会を得る。 ヒトはチンパンジーほど乱婚でもなくゴリラほどハレム独占でもなく、その...
書評

橘玲『親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの? ――人生という「リアルなゲーム」の攻略法』★★

タイトルよりはあまりお金お金してなくて、『子供向けの初級経済学/行動経済学/進化心理学』的な内容。中学生になったら読ませてもいいかも。