★★★

書評

エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』★★★

シャルリー・エブド襲撃事件への過剰反応は、フランス的ライシテの流れとは連続しておらず、少数派差別の自己欺瞞的正当化が過ぎる、という趣旨。 当たり前だが暴力肯定というわけではなく、公共の場でのスカーフ禁止などは、男女平等の立場からはっきり正当...
書評

ヘボショボ個人投資家プロダクションズ『Amazon とともに生きる』★★★

ヘボショボ個人投資家プロダクションズ企業分析シリーズ第三弾 Amazon副題「Amazon とともに生きる」 ふ〜部長 (@foohbucho) 2018年4月7日 まだKindle版にはなっていないが、インターネット昔話的な意味でも面白い...
書評

岡本和久『長期投資道』★★★

今の自分には特別目新しいところはないが、タイトル通りの良心的な内容に見える。 大本の内容は1990年の本らしい。すぐに陳腐化するタイプの本ではなさそうとはいえ、注意。
書評

橘玲『幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』★★★

いつもの橘玲って感じで、ほぼ表紙から内容が再現できそうな気もするが。どちらかというと「あり」な方。
書評

ウィリアム・バーンスタイン『「豊かさ」の誕生―成長と発展の文明史』★★★

過去書評。サウジで王族が拘束されて財産ぶんどられたみたいなニュースを見て思い出した。 現代人が知っているような意味での「経済成長」が可能になるためには、私有財産制科学的合理主義資本市場へのアクセス輸送通信手段 の4条件が確立しないといけない...
書評

小林美希『夫に死んでほしい妻たち』★★★

何かで知って図書館で借りて夫婦で読んだ。 ほぼ全面的に女性視点なので「小町の釣りかよ」と思うようなところもなくはないが、面白かった。 日本の問題は、ほとんどが労働問題に帰着するよなあ、という感想が改めて生じた。
書評

片岡剛士『円のゆくえを問いなおす: 実証的・歴史的にみた日本経済』★★★

過去書評。良かったと思う。
書評

アダム・クチャルスキー『完全無欠の賭け 〜科学がギャンブルを征服する』★★★

自分にとって特別目新しい話はなかったが、この系統の最新アップデートとしては相応しい本。