エマニュエル・トッド『シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧』★★★

 シャルリー・エブド襲撃事件への過剰反応は、フランス的ライシテの流れとは連続しておらず、少数派差別の自己欺瞞的正当化が過ぎる、という趣旨。

 当たり前だが暴力肯定というわけではなく、公共の場でのスカーフ禁止などは、男女平等の立場からはっきり正当化すべきと考えている模様。

 日本人視点からすると当たり前のようにも思えるが、著者の分析も意見もおおむね首肯できる。

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