外交

書評

太田泰彦『2030 半導体の地政学』★★★

タイトルは『半導体をめぐる国際政治(の歴史)』ぐらいは妥当な気がする。「地政学」という単語はブームだから入れたという以外の意義を感じられない。 これを知ったからといって今の投資のパフォーマンスが上がるとは思わないが、読み物として充分面白い。
書評

レイ・ダリオ『世界秩序の変化に対処するための原則 なぜ国家は興亡するのか』★★★

少し前に読んだが、評価が難しくて後回しになっているうちにしばらく忘れていた。基本的には過大評価されていると思っている。 国家の興亡や歴史については、別に間違っているとも思わないが、現在そんなに新味のある見解でもないと思う。 だが私の視点では...
書評

ピーター・ゼイハン『地政学で読む世界覇権2030』★★★

原題"The Accidental Superpower"(『意図せざる超大国』)。アメリカのことを指している。 原著は2014年。トランプ大統領の第一期も始まる前。シェールオイル革命の話題がまだ比較的目新しかった時期の本だからか、その話題...
書評

安田峰俊『戦狼中国の対日工作』★★★★

戦狼総領事の実態、対沖縄工作、「習近平マター」になってしまった案件の戦略性の放棄、監視社会におけるガバガバの個人情報管理、中共プロパガンダに協力する在中外国人有名人…。現状のテクストを知るために戦狼中国の対日工作※Kindle購入推奨 pi...
書評

イタイ・ヨナト『認知戦 悪意のSNS戦略』★★★

特別驚くようなことは書いてないが、目下重要な内容だし、簡潔にまとまっているし、イスラエル人らしく独自の部分もあるし、新書としてはいいのでは。
書評

社會部部長『あの国の本当の思惑を見抜く 地政学』★★★★

地政学としての内容は極めて基本的かつ真っ当で、そんなに特筆すべきものはないように見える。 しかし、地政学本にありがちな政治的な意図、つまり Woke・ポリコレ的な「ええかっこしい」な感じ、あるいはその逆の露悪的な感じが、いずれも全くない。別...
書評

ヘンリー・キッシンジャー『国際秩序』★★

まあもちろんすごい人だ(った)というのは分かるし、考えさせられるところもあるし、ためにはなると思うんだけど、さすがに今読む価値があるかというとどうだろう。
書評

『現代語訳 学問のすすめ』★★★★★

福澤諭吉:著、斎藤孝:翻訳。一万円札の顔クビで話題(?)の諭吉さん。旧版も一度は読んだことあるはず。 図書館で枠が余ったので何気なく目にとまったものを借りたのだが、現代の状況からしても身につまされるようなことが多く、なんか感動するほど良かっ...