一見どうしようもない駄本のようなタイトルで、全く期待していなかったのですが、思ったよりはマシでした。
税金の話と不動産投資の話が多く、株の話が少し。多少お金関連本を読み慣れているとそれほど新しい要素はないと思います。一番比重が置かれているのは不動産ですが、不動産投資の参考になるかというと微妙です。
唯一面白いと思ったのは、所得税の税率23%ゾーンがなぜ他と比べて微増に留まっているのか? という疑問。
著者の説は、ちょうどキャリア官僚がその辺りになるからではないか、というものです。ちょっと陰謀論的発想だと思うものの、その逆にキャリア官僚に特別不利な税制だったら、そのままになるはずがないのも確かでしょう。
今まで特に気にしたことはなかったですが、一般的な説明ではどうなってるんでしょうかね。
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