スカイマークに関して多読に助けられていた可能性あり

 個人的に衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 30歳にして実質アーリーリタイアされていた不動産投資家であるkyorosukeke氏が、スカイマークで食らって再就職されたそうです。このような事態に最も縁遠いイメージでしたので、すごく意外です。

 あまりの衝撃でスカイマークの件自体についても再考を余儀なくされました。これほどの方でも食らうのであれば、私が食らわなかったのはそれほど当然のことではなかったのではないかと。

 以前この記事で、

某氏の推奨を見て一度だけ検討したことはあるが、この業績では買う気にはなれなかった。

 と書きました。これはもちろん嘘ではありません。文字通りの事実です。

 しかし、改めて思い出してみると、私は

  • 倒産する可能性とその場合の損害
  • 倒産を回避する可能性とその場合の利益

 をそれぞれ考え、リスクベネフィット比をきちんと考慮した上で「投資に値しない」という判断をしたわけではありませんでした。

 どれだったかまでは思い出せませんが、バフェット関連本で読んだ(はずの)話を思い出して、真剣に検討する以前に、買うという選択肢を候補から外していたように思います。

 うろ覚えですが、

 空港や空は独占できないため価格競争にならざるを得ず、エアライン株への投資は歴史的に報われていない。同じ運輸業界のようでも、線路があるだけで本質的に独占になる鉄道会社とは好対照である。

 というような話です。

 そもそもdsan2000氏が推奨したほどの案件だったわけですから、自分もリスク・ベネフィットをまともに考慮し始めていたら、買うという選択に到っていた可能性があったのかもしれません。

 今からでは知りようのないことですし、この考察が今後に生かせるかもわかりませんが。

コメント

  1. kyorosukeke より:

    お恥ずかしい話です。
    今回の投資は業績と言うよりは、この危機的状況を持ちこたえるかどうかの丁半博打で、持ちこたえる方に賭けていた感じです。西久保社長も大株主なので損しない方向で舵を切りとおすだろうと期待してました。
    ただ、結果論ではありますが資金繰りの悪化を甘く見過ぎていた所が反省点ですね。と言っても、いくらあの低搭乗率&リース資産のダブつきがあっても、あのキャッシュの目減りが早過ぎる…。それと西久保氏がズルズルとファンド連中と交渉を進めなかったのも想定外。12月初旬時点でファンド側の条件(社長退任)を呑んでればこうはならなかったかなと。彼なりに社長に留任しつつ倒産を回避する目論見で動いていたのでしょうが…。
    結果として大金を捨ててしまいました。また組織の中で種銭を稼ぐところから始めます。幸い、不動産を売却する程の致命的な痛手ではなかったので、サラリーマン収入と家賃収入で、とにかく次の2年間で可能な限り回復する事に専念します。
    それにしてもコードシェア開始の3月末まで資金が持てばなぁ…(遠い目

  2. 疑い深いトマス より:

    >kyorosukekeさん
    ええ、業績無視の丁半博打であったことは理解しているつもりです。自分もたまたまファンダ的なイメージで排除せずに、丁半博打として評価をしていたら、食らっていた可能性があったかも、と思うと運が良かっただけかもしれません。

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