ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』76 さらなる二重配当を

76 さらなる二重配当を

 この章名は忘れて下さい。原著では短い章が並んでいるものを、邦訳ではくっつけてひとつの章としているようで、ここで取り上げる内容とは無関係になっています。

●空売り

 空売りの正しいやり方は、値上がりを求めて買い付けるという行為の正反対であるベきだ。理論的に言えば、上手な空売りは、買われすぎている銘柄で行う。人気が過剰で買い手が多すぎる銘柄を選ぶということだ。浮動株の多い大型株で、ショートポジションがほとんどないか、皆無の銘柄であるベきだ。(中略)選ぶ銘柄は下降トレンドにあって、過去の安値に近いところにいるか、新たな安値を更新しているくらいがよい。収益も配当も下がることが予測され、それがまだ株価に織り込まれていない銘柄がよい。しかし、ここまで条件が揃った銘柄でも売ろうという勇気のある人は、なかなかいないのだ。

 ショートは自分もまだ修行中というか、ろくに経験がないのですが、単にロングの逆というのでは済まないことは確かです。絶対やるなとも無用とも思いませんが、少なくともメインにするものではないと思います。兼業投資家であれば特にです。

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