ありがたさの総量

 「ありがたさの総量」という単語がとても印象深かったので、メモしておく。

 「任天堂が倍」というのは、おそらくポケモンGO相場を念頭に置いたものと思われるが、あの時は株価が15000円から3万円になっている。時価総額では約2兆円から約4兆円になり、2兆円増えたということ。

 小型株の定義に厳密なものはないと思うが、たとえば時価総額100億円の株として、株価が10倍になったら、時価総額は1000億円になり、増える分は900億円だ。

 デイトレなどはここでは別の話とすると、投資家が相場からあげる利益は、このパイの中から取るしかない。1000億円の利益をあげることは、前者からなら可能かもしれないが、後者からは、たとえ何をしようとも不可能である。

 ここまでは、いったん意識すれば理論上は自明のことであり、大事なのは「だからこそ発生する相場もあったり」のところだろう。資金量の違うプレイヤーを意識することが大事な場合があるということだ。

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