こちらもギャンブル繋がりであまり期待せずに借りた。個別に見れば特別目新しい知見はなかったものの、全体として思いの外良かった。ポーカー本には投資の役にも立ちそうな本が多いな。
目次ページの15章までのタイトルとその小見出しが、要約的な内容になっていたので、備忘用として投資の役に立ちそうな部分だけ抜粋。括弧内は目次にない補足。
1.みずから競争に参加する
- 効果的なトレーニングに必要なこと(は「少しだけ高い目標を設定し、挑戦の結果が短期間にフィードバックされること」)
- 価値があるのは競争相手がいる環境
2.強くなれる場に飛び込む
- 強者と同じ空気を吸う
3.スタートの環境は厳選する
- 「とりあえず練習」では強くなれない
- 「周りが強いから楽しい」と思えれば上達は早い
4.成長に繋がるのは真剣な時間だけ
- 真剣に語りあえる場と仲間
5.短期間で可能な限りの経験値を詰む
- 若い人は強い
- オンラインはライブの20倍以上の経験値が積める
- 頭脳ゲームを席巻するネット出身者
6.点検して試行錯誤する
- 記録を自動的に残す
- 「仮説―実践―検証」のセット
- (ネットの)高速道路と(その先の)けものみち
7.高い集中力を身に付ける
- 集中のスイッチを入れる方法(は習慣化)
- 「頑張る」とは能力をフル回転させること
8.強者を観察して真似る
- 多くのプロは「弱い人がいるか」で動く
- とことん観察して真似てみた
- 相手によってプレーを変えろ
9.変化こそ人間の能力だ
- 「見えないもの」に対応する
- 相手によって最善手を変化させる
10.情報からノイズを排除する
- もっとも価値の高い情報とは(相手の手の内)
- ノイズは情報から分離する
- コストのかかっていない情報は信用しない
- 自分のハンドを見なくてもプレーできる(相手次第では)
- どんな手にベットの価値があるか(も相手によって変わる)
11.勝ってるときこそやり方を変える
- いい手が来ても勝てない時(はあるが)
- 負けている時にやり方を変えるな(負ける理由がわからなくなる)
12.不完全情報ゲームに「神」はいない
13.淡々と「期待値」で動く
- 「配当」×「確率」
14.運がきた時に勝ち切るために
- 運が半分。でも実力も半分なので努力は必要
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