で一度取り上げていますが、
の方の続報です。
詐欺や釣りではないと思う
最初は釣りかもと思い、民泊を始めた頃は商材を売る詐欺目的のネタなのではないかという疑いもあるにはありました。
しかし、さすがに一年経った今ではそれは否定してよいと思います。詐欺師はそんなに暇ではないでしょう。反応を楽しんでいるのは確かでしょうし、誇張はあるのかもしれませんが、内容全体が釣りとは思えません。
「人は市場から得たいものを得る」
プロフィールに「幸せな中産階級で育ってきた人生」としか書くことがない自分自身の人生に満足してなかったように見受けられます。
明らかに、市場に対して「自分は他の人間とは違う」というアイデンティティであったり、スリルであったり、お金以外のものを求めています。
最初からルール1に違反していますが、年初の失敗によってさらに別の要素が追加されてしまったようです。
奥様に損失を正直に話してやり直すより、破産して破局する方が楽なのです。正直に申告するには「自分が馬鹿だった」と認めるしかないですが、相場で破産すれば「相場が逆行けば万々歳だったんだ! 俺じゃなくて相場が悪いんだ!」と言えますから。
このような状態では、儲かればもちろんそれに越したことはないですが、単に儲からずに苦労し続けるより、無意識に破産を望んでしまうのではないでしょうか。
『やりとげる力』で読んだばかりの、
ヒトラーにとっては、真っ白なキャンバスに向かうよりも、第二次世界大戦を始める方が簡単だったのだ。
という表現を連想してしまいます。
ギャンブル依存症
で書きましたが、ギャンブル依存症はいくら警戒してもしすぎることはありません。現在の文明レベルでは治療不可能だからです。
のあたりを見ると、すでにギャンブル依存症を発症されているようにも見えます。
最近も芸能人の覚醒剤事件報道がありましたが、
- 「自分は自制心があるから薬物をやってもすぐにやめられる」
というのは典型的にダメな精神論であり、誤った心身二元論の産物です。「意志」などというのは実際には脳という臓器の機能に過ぎず、薬物はまさにその脳を破壊するのです。
- 「自分はバランス感覚が優れているから足を切り取っても立っていられる」
と考えるのと同じぐらい馬鹿げています。
啓蒙ビデオみたいな陳腐な台詞になってしまいますが、一度でもやったら即破滅のつもりで臨むべきです。
年初の時点で破産はしていなくても、あの段階でもう脳を焼いてしまっていて詰みだったのかもしれません。
コメント