ピアノの上手い人は遅いテンポで完璧に演奏できるように仕上げ、それを速いテンポで弾けるようにしていく。間違った演奏を速いテンポで弾けることには(上級者にとっては)何の意味もない。…
— やねうら王 (@yaneuraou) November 16, 2025
ピアノの上手い人は遅いテンポで完璧に演奏できるように仕上げ、それを速いテンポで弾けるようにしていく。間違った演奏を速いテンポで弾けることには(上級者にとっては)何の意味もない。
将棋でも同様で早指しだけを何万局もやって、(自分が手癖で指す)悪い指し手を早く指せる訓練をしてしまっている人がわりといる。無論そんな訓練はトータルではマイナスでしかない。
これは「負の最適化」と私が呼んでいる現象。
正解が自明でないゲームだと誰しもやってしまいがち。
コンピュータ将棋の関連でフォローしているやねうらおさんのこれは、投資でもありそうだと思った。
でいうダーウィン型やスキナー型のまま、試行回数だけが増えてしまう感じ。それだと結果的に損が増えるだけになるはず。
これを反面教師的に考えるなら、初心者向けのアドバイスとして有用になるかもしれない。
少額から始めて経験を積んで、ゆっくりでもいいからポパー型まで進歩できるまで勉強することに注力し、試行回数やロットを増やすのはその後にするのがいいだろう。

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