いわゆるアベノマスクの狙いは共有知識の付与

 いわゆるアベノマスクの狙いは、布マスク自体の感染防止効果ではなく、マスク不足&高騰を抑えることだと思われる。(布マスクに感染防止効果がないと言っているのではないことに注意。)

 その原理は以前書いたこの記事に通じるところがあるかもしれない。

  1. マスクがない人≒どうしても欲しい人≒高くても買う人がまだいると予想される→2へ
  2. 転売屋やパニック者が買い占める→3へ
  3. 彼らが買い占めるから実際にマスクがない人が出る→1へ戻る

 というフィードバックループを「誰もが少なくとも布マスクは持っている」という共有知識(1が成り立たなくなる)によって裁ち切るのだ。

 そもそもの発案者が考えていたのも当然こういうことだと思うが、報道になるまでになんらかのフィルターを通して翻訳された結果「不安ぱっと消えます」になる(なった)のだと思う。

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