読書ノート

投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』31 投資と支出

31 投資と支出 人間の楽しむ力は年とともに、また量的にも急激に衰える。(中略)30歳の男は世界一周の船旅を65歳で行うよりも楽しめるだろう。しかし普通は、65歳のときのほうが財力が豊かで、さらに時間も余っている。しかし65歳になったころに...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』30 投機を考える

30 投機を考える 本当にマーケットをマスターできないと確信している――心から確信している――人は、すでに多くを達成している。 ちょっと哲学的。不可能であることを確信できるというのはすごいことである、というトピックに関しては『科学にわからな...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』28 分散投資

28 分散投資 この章は、経験豊富なプロに向けられるものだ。初心者には、コツを覚えるまでは分散投資は一応必要であると言っておく。 確か前も言いましたが、自分も、初心者の頃に現に分散投資して、結果的に分散投資していてよかったという経験はありま...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』25 常に流動性を保ったアカウント

25 常に流動性を保ったアカウント 投資を管理する哲学に、「常に流動性を保ったアカウント」というだけで簡単に説明のつくものがある。 「常に流動性を保った口座」は「偽りの安心感」の反対を一言で表すものと考えればいいと思います。 通常まったく投...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』23 予測はできなくとも、金は稼げる

23 予測はできなくとも、金は稼げる 直接関係ないですが、この章名は『ゾーン ― 相場心理学入門』を連想しますね。 年がら年中、利益を上げる投資家と、いつも赤字を抱えている投資家の違いは、株の選択やタイミングのうまさという問題だけではない。...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』22 損をして得をとる

22 損をして得をとる 損失を受け入れることは、資金の安全を確保するうえで最も重要な方策である。これはまた、投資家が知らん顔を決めこみ、実行したがらない行動である。(中略)私が学んだほかの何にも増して重要なことは、損失を早く受け入れることこ...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』21 良い投資家、または投資アドバイザーの条件

21 良い投資家、または投資アドバイザーの条件 よく練られた投機には、徹底した監視を行う必要があるのだが、人々にはそれをする気がないか、できないかのどちらかだ。 (中略)自分で能力を身につけるか、公正で有能なエキスパートの指導を仰ぐしかない...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』20 「良い」買い、「良い」売りを見抜く

20 「良い」買い、「良い」売りを見抜く ウォール街で成功するのに最も重要なのは、他の何をおいてもティッカーテープの技術である。ほかの何にも目を向けず、テープだけを見ていても大金を稼ぐことができる。読み方さえ習得すれば、それは安全弁となり、...