読書ノート

投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』19 「速い」銘柄か、「遅い」銘柄か?

19 「速い」銘柄か、「遅い」銘柄か? 現金取引の「安全性」や、「安全な」株に絞るのが賢明である、ということをよく聞く。私自身は、こういった考えは実践では通用しないと常々思っている。 「安全な」株というと、動きが比較的緩やかで安定した銘柄や...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』18 株のスイッチングのメリット

18 株のスイッチングのメリット あるサイクルでの花形株は、次のサイクルではめったに主役とはなりにくい。 多くの人は盛りを過ぎた株や、強気相場でもまだ未熟な株を持ち続け、ほかの株がどんどん上がるのを脇目に、お気に入りの持ち株が何も動かないで...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』17 さらにマーケットのテクニカル的状況について―その相互関係と意義

17 さらにマーケットのテクニカル的状況について―その相互関係と意義 この章名は日本語版にしかなく、原文では『その他のテクニカルな着眼点』のそのまま続きです。突出して長すぎる章なので、何らかの都合で分割されたものと思われます。 本当に価値あ...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』16 その他のテクニカルな着眼点

16 その他のテクニカルな着眼点 上昇局面で買い入れる(または下げ相場で売却する)正しい株の選び方の原則を手短かに説明するのは、そう簡単ではない。これらの理論を応用するのに肝心な点は、変化の兆候をいつ信じ、いつ疑ってかかるかを察知する才能だ...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』15 株価変動、その他相場の動きの材料

15 株価変動、その他相場の動きの材料 全体的なマーケットトレンド、とりわけ買い付けのために選ばれた個々の株式についてバランスのとれた意見を形作る材料といえば、私は断然、実際の株価変動を第一に挙げる。その理由は、過大評価だろうと過小評価だろ...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』14 統計的分析、マーケットトレンド、そして大衆心理

14 統計的分析、マーケットトレンド、そして大衆心理 マーケットでの利益を確保するカギは、全般的なトレンドを察知することにある。いまはデフレか、それともインフレの時期か? もし前者なら、ほとんどの株式は分析しても無駄だ。 そうなんですよねえ...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』13 正確なタイミングの重要性

13 正確なタイミングの重要性 証券を買い付けたとたん、買い手はもはや“決断"を避けることができない。保有するか売るかを決めなくてはならなくなる。こうなると世の常として、正しい結論が下せる割合はどうしても低くなる。そのため賢い投資家は、取引...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』12 何をいつ買うべきか

12 何をいつ買うべきか 実際の投資では、妥協は必要である。理想的な投資を行う条件が一度にすべてそろうことはない。たとえそのような機会があったにしても、その到来をすべて知るのは不可能に近い。(中略) 第一に、背景が総じて有利であること、つま...