書評

オーディオブック

服部孝洋『はじめての日本国債』★★★

久しぶりに99円キャンペーンの対象になったAudibleにあったので聞いてみた。 正直国債そのものに投資することは当分ないと思うし、株式投資に資するような部分はだいたい既に知っていたような気もするが、それでもためにはなったと思う。 朗読がA...
書評

デヴォン・プライス『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』★★

そこそこ長いが、結局「働きすぎ良くない」ぐらいのことしか言っておらず、こっちも「せやな」ぐらいのことしか言えない。 しかも、本筋と関係ない Woke・ポリコレ的な脱線が多くて、いまいち。
オーディオブック

神田昌典『非常識な成功法則』★★★

誰かが「成功本はこれ一冊でいい」みたいな褒め方してて、Audible聴き放題に入っていたので聞いてみた。 アメリカ発祥のオカルト一歩手前系・潜在意識とか暗示とか重視の胡散臭い系の自己啓発本のエッセンスを濃縮したみたいな感じになっている。 フ...
オーディオブック

安田隆夫『運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」 (文春新書)』★★★

Audibleで聴き放題だったのであまり期待せずに聞き始めたが、期待よりかなり良かった。 運を良くする方法についての議論そのものは、マックス・ギュンターの『「ツキ」の科学』のそれにかなり近い。 5項目から2の「広範な学習」を引いて、代わりに...
書評

社會部部長『あの国の本当の思惑を見抜く 地政学』★★★★

地政学としての内容は極めて基本的かつ真っ当で、そんなに特筆すべきものはないように見える。 しかし、地政学本にありがちな政治的な意図、つまり Woke・ポリコレ的な「ええかっこしい」な感じ、あるいはその逆の露悪的な感じが、いずれも全くない。別...
書評

藤本茂『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え: 資産18億円を築いた「投資術」』★★★★★

正直、少しなめていた。予想以上に良かった。1936年(二・二六事件の年)生まれで投資歴70年。もはやコサカスってレベルじゃない。 この年齢というか年代の人であれば、何かひとつぐらいあからさまにおかしいことを言ったり、やったりしていて当たり前...
書評

デイビッド・エプスタイン『RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる』★★

別に間違ったことは言ってないのかもしれないが、ひたすらアネクドータルというか、事例ばっかりで、結局タイトルの一言以上の内容はない気がする。
書評

マーティン・フリッドソン『隠れた「新ナンバーワン銘柄」を見つける方法 ──目からウロコの大化け株スクリーニング』★★

アナリストやそのEPS予想なんていい加減……というぐらいの内容。 隠れた新ナンバーワン銘柄を見つける助けになりそうにはあまり感じない。 ここは特別ダメというところがあるわけではないが、正直タイトル負けしているように思う。