山火事と暴落

 ひどい山火事が起きるようになったのは人間が山火事が起きないように管理するようになったせいだという話がある。

 山では光合成により常に有機物≒可燃物が生成されている。火種も雷など常に存在している。燃焼以外で消費される有機物の総量が不変だとすれば、長期的には、燃えるべきものが常に少しずつ燃えるか、後で一度にまとめて燃えるか、の違いでしかない。

 市場で暴落を防ぐために当局が管理する、という話にも、おそらくこれと同じ事が言える。大恐慌を防ぐための対策はもちろん必要である。多くの人が焼け死ぬような山火事を防がないわけにはいかない。

 しかし、日常的な(?)暴落を全て防ごうとすると、その行いは、おそらく後でまとめて来る大暴落に置き換えているだけになると思われる。

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